サディスト父の緊縛技に痺悦し感じる淫乱ドM娘(その1)

今すぐ過激なテレホンSEX

私の四肢をキングサイズのダブルベッドに縛り付けると、父はパンティの横を反対側へ大きくはだけてこう言いました。「ずいぶん出しているなぁ。このビラビラの形も、ホクロも、匂いもソックリだよ」

(告白者)
告白者●八木原かおる(仮名・25歳・主婦)

女王様の友人

短大生時代、SMクラブで働いている年上の同級生がいました。
彼女は特段、SMの趣味があるわけではなく、ただギャラがいいという理由で〝女王様〟をやっていたのです。
背が高く、プロポーションが抜群。おまけに美形で頭の回転もよいときては、男にモテないわけがありません。
クラスでもリーダー格でしたが、SMクラブで働いていることを知る者は、おそらく私一人だったでしょう。
物静かでおとなしい私には、彼女のほうから近づいてきたのです。
キャンパスでは明るくふるまっている彼女は母子家庭で、その母親は病弱。彼女が働かないことには、生計が成り立たなかったのです。
いつもみんなに囲まれている彼女とは対照的に、クラスでもキャンパスでも、独りポツンと浮いている私。
そんな私に彼女はなぜか興味を持ったらしく、私にだけ心を許し、自分がSMクラブで働いていることを明かしてくれたのです。
口数の少ない私でしたが、彼女の話を興味を持って熱心に聞きました。
「いろんな客がいるのよ」
「へえ。どんな?」
「会社の社長から、判事、弁護士、大学教授、政治家、刑事とかさ」
「へええ。でも、みんな、どっちかっていうとエリートね」
「そ。社会的ステータスのある連中」
「ストレスたまるのかしら」
「そういうことね」
「でも、なんでSM?」
「普通のセックスに飽きたらないのでしょうね、きっと」
「なあぜ?」
「なぜかしらね。ただ、会社とか職場で、日ごろはひとより一段上にいる立場。中には、偉そうにふんぞり返っているようなのが多いみたい」
「うん……」
「でも、一歩裏に回れば、彼らも生身の人間なのよ」
「なるほど」
「でも、自分の恋人や妻の前で、すなおに自分の弱さや欲望を表に出せない」
「どうして」
「自分の彼女に対しても、虚勢や虚飾を捨てきれない……」
「うーん、気の毒だわ」
「そ。気の毒」
「もっとすなおになれば楽しいのに」
「かおるのいう通り。すなおに、自分のありのままの姿をさらけ出せばいいのよ」
「それができないなんて、やっぱり気の毒」
「まったく、その通り」
「なぜ、できないの?」
「いろんな事情があるんでしょうね」
「うん……」
「安らぎの場であるはずの、たとえば家庭が、そうなってはいない」
「奥さんとSMプレイすれば、だって、安上がりだわ」
「ふふ。まったくね。でも、そうなると、今度は私たちのショーバイも上がったり」
「あ。そっか」
「というより、恋人や奥さんとSMしたくてもできないから、私なんかのお店にやってくるのよ」
「ねえ、どんなプレイをするの?」
「聞きたい?」
「ええ。興味あるもの」
「プレイは、それこそさまざま。そのときの情況やムードや気分で千差万別」
「決まっていないのね」
「うん。ワンパターンは飽きられる」
「でも、ムチとかローソクとか、お客の好みはあるんでしょう……?」
「ふふ、ふふふ」
「いやだ、いやらしい」
「好みというものはあるわ。でも、町の食堂だって、年がら年じゅう同じ定食では、お客に飽きられちゃう」
「そうね。いつも同じだから、逆に安心できるところもあるけど」
「確かに。でも、お客はどん欲。タダじゃない。お金を払うんだから、それにふさわしい快楽を期待する」
「ねえ、どんな?」
「ムチが好きとか、ローソクがいいとか、定番のプレイを求める者もいる」
「うん……」
「でも、底に愛情がないとダメ」
「え。愛情?」
「そ。愛情」
「でも、イジめられたいんでしょ、彼らは」
「それは、レベルの低いSM」
「へえ」
「たとえば、本当にコンプレックスを感じていることはタブー」
「まあ」
「ハゲとか、チビとか、その人が本気で気にしていることを攻撃したら傷つく……いえ、怒り出して帰っちゃうわ」
「ははあ」
「おまえは会社で社長、社長っていわれて偉そうにしているけど、単なるデブじゃないか! なんて、その人が一番イヤがることをいったら、もう二度とお店にきてくれない。きてくれても、私を指名してくれなくなる」
「ふーん。じゃ、女王様って、ものすごく気を使うわね」
「使う、使う。それが一番の仕事。だから、その人の性格とか気分とか、好みをすばやく読んで、それに対応しないといけないの。それができないと成り立たないショーバイ」
「頭も気配りもハードな、ナイーブなお仕事なのね」
「そうだよ、ある程度のアタマがないと。バカにはできない」
「そっか……」
私が感心してみせると、彼女はしみじみといった。
「結局、相手のいやがることはしない。逆に、相手が喜ぶことをしてあげる……つまり〝奉仕〟するわけだから、ハタから見たら私は〝女王様〟に見えるかもしれないけれど、どっちが〝ご主人様〟だか分かりゃしないわ」
「ものすごくエネルギー使うのね」
「ええ。グッタリしちゃうこともしょっちゅう。だからギャラもいい」
「ええ、ええ」
「でもね」
「なあに」
「本当に呼吸も波長も合う客とは、とくに何もしなくたって、〝会話〟だけでビチョビチョに濡れちゃうわよ」
「まあ、女王様が!?」
「そうよ。セックスしているみたいに……」
その彼女の言葉は、とても印象的に私の中に残りました。

屈折してしまった父

夫は真面目な勤め人で、私をとても大切にしてくれます。すごく気を使ってくれるし、サービス精神も豊富。
そのことは、なによりも夜の夫婦生活に示されています。
普通の妻には、申しぶんのないダンナ様だといえるでしょう。しかし人間は、いえ私という女は、そんな夫にぜんぜん満足できないのです。
まだものごころがつかないころ、私は母親に駆け落ちされました。
母が私と父を捨て、若い男と駆け落ちしたということは高校生になって父によって知らされました。
しかも、駆け落ちした相手の若い男と、母は心中までしてしまったのです。会社人間の父には寝耳に水、青天のへきれきでした。
一見、家のことも、妻や子供のことも放っぽらかしで仕事一筋に見えたかもしれないのは、母と一人娘のためにこそ一所懸命に働いていたという気持ちがあったからです。
人がいやがる仕事も残業も、亡母と私のためにイヤな顔をせず引き受けていたのでした……。
ところが、古いタイプの父は、自分のそんな苦労を口にするのが苦手でした。いえ、母には黙っていたって分かってもらえていると勝手に思いこんでいたのです。
父のコトバ足らず、コミュニケーション不足は否定できません。
が、なんにせよ、父は自分の問題をさておいて、いまに到るも母を恨んでいるのです。
その屈折したおもいを、母に顔がソックリの私にぶつけるようになりました。
小学校の高学年から中学、そして高校へと進むにつれ、父の私を、私のからだを見る目つきが段々と妖しい……という以上に怪しいものに変わってきたのです。
私がトイレやお風呂に入って出てくると、一度といわず外で落ち着かなそうにウロついていました。
私が短大に進む決意をしたのは、大学へ行く経済的余裕がなかったせいもありますが、入学金と半期の授業料さえ父に出してもらえば、あとは奨学金とアルバイトでやってゆけると自分なりに考えたからです。
そして、就職をやめて短大に進んだのは、とにかく自宅から飛び出したかったから。
家を出て、女の子だけの安い寮に入ったのも同じ理由で、その決意をさせたのは偶然、父が洗濯機の洗い物カゴに入れておいた私の汚れた下着類をジロジロ熱心に見たり、果てはクンクン匂いを嗅いでいるところを目撃してしまったからです。
でも、いま正直に打ち明けると、あのとき、まだ私はバージンではありましたけれども、父のそんな変態シーンを見て、からだが異様に火照りました。
あこがれの先生と、まだ見知らぬエッチしているところを想像してオナニーするときと同じか、それ以上のからだの火照りと肉の疼きも覚えたのです。
つまり、私は、父に変態的な行為への嫌悪感や危険を感じるというよりも、自分がとんでもない世界へ流されてしまいそうな不安のほうが大きかったかもしれません。
短大を出ると一年もしないでいまの夫と結婚したのも、父が私の借りたアパートへやってくるようになったからでした。
「親子なんだから、たまには父さんに〝泊まっていって〟といってもいいだろう」
冗談めかして父にそういわれたとき、久しく忘れていた感覚がよみがえりました。
父のどこかサディスティックな笑いに、私は異様な心の高ぶりを覚えたのです。
もうそのときには、まだ現夫で三人目でしたけど、セックスも経験していました。
もちろん、現夫と結婚したのは、彼の会社がしっかりしていて、彼も真面目で堅実。
経済的に人間的にも安定していて、なにより私のことを大切にしてくれる人だからでした。
あのとき、父を泊めたら、どんなことになっていた……。
なぜって、いま父は四十四歳で、あのときは三十代の終わり。男ざかりといってよい年齢だからです。
いえ、父のことより、私は自分のことのほうが、不安で仕方ありませんでした。
そのことは、その後、夫との穏やかな、穏やかすぎる、スマートすぎるセックスライフによって一段と強くなりました。
私は、不登校や登校拒否こそしませんでしたけれど、スレスレのところを生きぬいてきたのです。
小、中、高校とたくさんのイジメにあいました。けれど私は、よく考えてみると、イジめられると悲しく辛いのはその通りでしたけれど、宗教家の人が、いろんな苦難や苦しみを神が与えた「試練」と受けとめるのに、どこか似て、イジメを受けるたび、倒錯的な、隠微な快感を味わっておりました……。

サディスト父の緊縛技に痺悦し感じる淫乱ドM娘(その2)へ続く

マダムの浮気癖

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