一晩と置かない三年間続いた肉愛(その2)

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一晩と置かない三年間続いた肉愛(その1)

べべまんちょしたんか

「おや、起きていましたか。いやいや、すっかり眠ってしまって申訳ない」
「いいえ、少しも。なんなら、もう少しお眠りになったら」
目を見つめていうと、夫がこの日がハネムーンだと思い出したかのように急に照れ臭そうなシャイな表情を浮かべ、
「いやいや、イビキなんかかいていなかったかな……それで嫌われちゃったら、成田離婚以前の話になってしまう」
「そんな。大丈夫。いえ、イビキくらいどーということありませんわ。それに、別の知らない女性の名前なんかも寝言でつぶやいていませんでしたし、ふふふ」
「あっはっは、これは参りました。私はこれでも古い男で、死んだ妻一筋です」
「信じますわ、私も同じですから……」
いい終えぬうちに肉体のどこか一部がきゅうと音をたててすぼまりました。
一昨日の、腰がしばらく使いものにならいくらい息子に徹底的に、でも甘く攻められたときの切なくて甘美な余韻が熱くからだの内部によみがえり、全身が火照りました。そのとき、
「今日はお疲れでしょうから、向こうの旅館に着いたら、節子さんはゆっくりとお湯に漬かりゆっくり休むといい」
「優しいお気遣いとお言葉ありがとう」
いって互いに見つめ合ったとき、夫がちょっとなまなましい目で私を見つめ、
「おっと、トイレに失敬しますよ」
あわてて目をそらし、立ち上がって通路を背中を見せて遠ざかっていきました。
今夜、私はあの男にからだを開き、彼を迎え入れて、彼の腕の中で眠ることになるだろう。それは妻としてのつとめであり、彼に対する誠実さを示すことでもあります。
なにより不潔感を感じさせないあの男に抱かれることに、とくに抵抗はない。
抵抗はないけれども、心配なことは、私自身が彼の愛撫を浴びてどんな反応を起こすかということでした。
自分としては中年夫にふさわしいたしなみにみちた反応を見せようと心に秘めてはいるものの、息子との三年にわたる毎晩といってよい激しいまじわりによってものすごく感じやすくなっています。
(ううん、夫を五年も介護し、その後の三年間は表向き未亡人だったんだもの、久しぶりだからうんと感じちゃって反応するのも自然だし、逆に彼の性戯が淡白なもので物足らないくらいなら、それはそれで私も官能がしばらくぶりで冷えてしまっているということも決して不自然とはいえない)
心につぶやき、今度は、
「だから演技なんて不要だわ」
と口の中でつぶやいてみました。
ドアが開き、また閉じて、夫が隣りのトイレがある車両に移っていったのが見えたとき、また私は視線を、少しずつ夕刻に向かいつつある窓の外へ転じていたのです。
するとまた息子の秋彦の今度は真面目な顔が、次々と流れゆく風景の中から浮かび上がってきました。
「母さん、おれアメリカ留学の話があるんだ。むろん、費用は会社がみんな出してくれるんだけどさ」
三カ月ほど前、それが原因だったのか息子はしばらくぶりに抜かずの三回も私の中へ濃いスペルマを放出したあと、意を決した感じでいいました。
最初のころなんて、我慢できないといって最高で六回か七回も私に挑んできたことがあります。
「やだよお、秋彦ってば。こんなにたくさんしたら、ハアハア、母さん、そりゃ嬉しくもありいっぱい感じてるけれど、ハアハア、感じすぎて死んじゃうよ」
ぐったりして私は、ゴムがのびきったような感じでいいましたが、でも、その後しばらく息子は、私がやりくたびれてぐったりと泥のように眠りこけているときも、
「勃って勃って仕方がなくて、ごめん」
とあとで言いわけするのですけれど、眠っている私の中へお注射し、あるいは下ばきも着けずに眠っている私の樹液まみれの秘部を熱心に舐め回すこともしょっちゅうでした。
それで私も、眠っていても官能は反応するんでしょうね、よくてよくて目をさましてしまい、途中から息子と一緒になって白い腰をうねらせ揺すりたて、しまいには下から息子にしがみついていたこともたびたびです。
それで話を戻すと、二カ月前の息子の衝撃的な(とそのときは思ったのです)告白に心が激しく揺れました。
「何カ月くらい」
「いや、二年。会社が新しい方向を打ち出すのに、アメリカの最先端の技術が必要だ。おまえが行って来いって……」
「に、二年……」
思わず絶句してしまいました。こんな毎晩でも入れられたい強欲なからだになってしまって、それで二年間も我慢しなければならないなんて……。
「ううん、まだ決まったわけじゃない。おれの返事次第さ。はは、母さんがイヤなら適当なこといって断わ……」
「いや、そんなチャンス滅多にないことよ。それだけあなたの実力を会社が高く評価したんだから行くべきよ」
いいながら私は、なぜかむしょうに、今夜はもうやりすぎて疲れていると思ったのにもかかわらず、鋭い欲情が込み上げ、ぐにゃりと萎えていた息子のいとおしいものに手を伸ばしていました。
「でも、母さん、二年間も……」
「実は母さんにも告白しなければいけないことがあるの。前にいっていた紳士の内島さんという人。母さん、あのひとはとても良いひとだから、いま真面目に再婚を考えているんだよ」
いい終わらぬうちに息子の愛液だらけのあのものが、しぼんだ風船にぷうーっと一気に大量の空気を吹き入れたみたくみるみる私の手の中で、五指が離れるくらいボリュームを増幅させました。
「母さん、その内島さんとやったの!?」
「やだよお、おまえ、母さんはそんな女じゃないってば」
「いやだ、ちゃんと正直にいってくれ、母さんはそいつとべべまんちょしたんか」
息子の火杭はヤケドしそうにいきまいて、しかも石みたいな硬度でピクピクと私の手の中で激しく脈動しました。
「しない、しないわ、絶対にしていません。内島さんという人は、そういうところがとてもスマートで、他の見合いの人たちと全然そこが違うのよ」
「じゃ、じゃあ母さんは、他の男たちにずいぶんホテルへ誘われたんか」
「ずいぶんじゃないけど、二、三の男にはそういういうセリフを吐かれたわ」
「い、行ったんか」
息子は勝手に興奮し、人差し指をのばすと先端のワレメが興奮汁でぬらぬらになっていました。
「バカだよ、おまえ。母さんは、そんな安い女とは違う。父さん以外は秋彦、母さんのからだはおまえだけだよ」
いい終わると息子は、私の握りしめた手から大砲と化したものを引っこぬき、それはまるで久しぶりに食事のスープにありついたとでもいった感じで、どこか空腹の野良猫じみて秘のぬかるみきった花唇を淫猥な音を噴きこぼしながら舐め回し、すすりたてました。
「か、母さん母さん、むふむうむぷぷ」
「ふわ、ああ……すごいすごいッ」
本当はあのとき、あごがくたびれるくらい先に、心ゆくまで秋彦のものをしゃぶってから、久しぶりに私が上になってつながっていたいと思いました。
でも、入れられてしまうと同じです。
息子をうんと深ぶかと迎えきりたいと願い、あられもない大股びらきのポーズで久しぶりに四度もまぐわってしまったのでした……。
セックスって、結局は心や頭の問題だって思います。愛し合った男と女が心中するときって、ものすごくいっぱい性交しまくるそうです
死と生はすぐ隣り合わせといいますがこの世の終わりを意識した二人が、人生で最大の生きるエネルギーを発揮し燃焼し尽くすという情念も分かる気がいたします。
私自身、一昨日の息子との終わりを知らぬげな情事がそうでしたもの。
三カ月前の四回のときも二人はすごく燃え上がりましたが、一昨日のときなどまるで前述の心中を決意した男女の場合にも似て、息子は明け方まで何度となく挑んでくれました。
嬉しくて切なくて、そして前にも増して気持ちがよくて、私も息子が射精して疲れるとスッポンみたくしゃぶりたて、大きくなれば乗っかって漕ぎまくり、果てまくりました……。
私と息子が三年間の関係にピリオドを打つためには私が再婚し、彼が外国留学するのが最善だと二人で決意したのです。
でも、だけど、二年後になり、本当のピリオドになっているかどうか、それは正直いって私にも息子にも分かりません。

マダムの浮気癖

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