二本の肉棒咥え込む淫乱な義姉
次男が私の口腔に猛りきったものを咥えさせると、末っ子の義弟は犬這いポーズの私の秘部を舐め回し、深ぶかと埋めこみ…。
(告白者)
那すみれ(仮名・28歳・主婦)
夫との情事を覗かれ
環境が変わると、人間って気分も変わるもののようです。
なにもこんなときに……と思いましたが、夫は我慢できなくなったみたいでした。
義理の祖母の法事で、夫の実家へ帰省したときのこと。
法事のスケジュールを無事に済ませ、実家の一番奥のきれいな客室に布団を敷いてもらいました。
自宅の寝室はベッド(セミダブルを二つ並べています)なので、きっと気分が変わって新鮮だったのでしょう。
深夜、夫は私の布団にもぐりこんできたのです。
「あなたったら、聴かれたらどうするの?」
「聴こえないよ。親父とお袋、それに弟たちの部屋は遠い。ま、聴かれたって、夫婦なんだから遠慮はいらん」
「ばかねえ……あ、あんッ」
寝間着用に義母から借りて着た浴衣の裾を割り、夫の手がパンティの上のゴムの所からすべりこんできたのです。
「ふふ、濡れてる」
「濡れたの」
「だったら……」
「羞ずかしい」
「いいさ、羞ずかしがって」
「でも」
「いいから、いいから」
私の返事も聞かず、夫はぬめっとしてきた陰部に指を入れました。
「ああ」
ぴちゅ、ぴちゅ……。
淫らな音がこぼれるのが分かりました。
「ね、もう……」
「入れてほしいのか」
「やめ、て」
「ふふ、こんなに濡れて……締めつけてくれるじゃないか」
「だってえ……ああっ」
「さわってみろよ」
と夫は言い私から指を抜き、強引に自分の股間へ私の手を導きました。
すでにブリーフを脱いでいて、あのものがヤケドしそうなくらい熱を帯び、固くそそり立っているのです。
「すごいわ」
「だろ」
言葉とは逆に、私はそれをぎゅうぎゅう握り締めていました。
実は、夫の仕事が忙しくて、この一カ月は週に一度か、多くても二回くらいしか愛し合っていませんでした。
しかも疲労と寝不足で、夫は途中でグニヤリとなってしまったり、逆に早漏ぎみだったりしたのです。
だから、こんなにも充実したボッキは、久しぶりでした。夫のみならず、私もその気になってしまったのです。
私が積極的になってしまったので、夫は不意に布団にもぐりこみました。
「い、やっ」
と思ったときには、私からパンティを奪い、惜しげもなく股を開かせたのです。
「うっむ、うっむ、むうむう」
と熱心なクンニリングスを始めたとき、襖戸の外に義弟たちがどうやら近づいているのが分かりました。
忍び足で中廊下を私たちの部屋に近づき、すぐ戸の向こうで止まったのです。夫はそれに気づかず、私の股間を舐め回していました。
(どうしよう。どうしよう)
身を固くしながら、しかし私は、二人の義弟の聴き耳を意識したとたん、どぶっと秘液をあふれさせていたのです。すると夫は我慢できなくなり、不意に口をはずすと私に乗しかかってきました。助走も必要とせず、すっぽりと合体できていたのです。
「ううーん、今夜のすみれのツボは、ああ、いいよいいよ」
やるせなさそうに呻きながら、夫はパワフルにうごきはじめました。
いっこうになえそうもない、充実としたボッキぶり。
(聴いている、聴かれているのね、私たちのセックス)
と心の中で口にしたとたん、
「すごいわ、あなた、すごいすごい」
歯を食いしばって声を噛み殺していた私は、声を出していました。
むしろ、廊下にいる二人に聴かせてやりたいという異様な気分におそわれたのです。
おそわれたとたん、夫がちょっと痛がるくらい締めつけていました。
「おおっ、うむう、すみれのべべちょこそ、すごいすごい」
いって夫が、実家だということも忘れたように激しく突いてきました。
「いい、いいっ」
「おれもいい」
こらえようとして喘ぎ声が噴きこぼれ、腰をどんらんに揺すりたてていたのです。
外の若い二人(次男は二十九、三男は二十七歳で、夫とそれぞれ二つずつ違います)には、刺激が強すぎたでしょう。きっと、ペニスを痛いばかりに勃起させ、ギラついた顔で息を潜めているに違いありません。
と思ったとき、
「出るよ、出ちまうよ」
夫がひきつれた声をあげ、
「私もよ、私も」
「出る、出る出るッ」
そのとき、二人の義弟が忍び足で遠ざかるのがチラと私には分かりました。が、夫の激しい射液を迎えて、私も目がさめるような強烈なエクスタシーにまみれていたのです。
義弟の相談
翌朝、朝食のときに義弟二人ともテーブルを一緒に囲みましたが、彼らは何食わぬ顔をしています。
二人の兄である夫とも、ぜんぜん口をききません。二人とも、むしろ夫よりハンサムなのですけど、小さいとはいえ会社を経営している夫みたいな才覚はありません。
のみならず、法事でやってきて知ったことですが、同じ会社に勤めていた二人は同時にリストラに遭い、少し前から実家に戻って居候していたのです。
そのことも、夫の機嫌を悪くしていたようでした。
「俊一、たまに帰ってきたんだから、もう一泊くらいしていったらどうなの」
義母がいうと、
「そんなヒマ人じゃねえよ。おれは、従業員の家族も抱えているし、明日は朝早くから仕事で九州に飛ばないといけないしな」
夫は、皮肉な視線を義弟二人に注いで述べたのです。
「俊一さん、なにもそんなトンがった言いかたをしなくても……」
私が口をはさむと、義父が、
「おまえじゃなく、たまにはすみれさんをゆっくりさせてやりたいという母さんの気持ちがわからんのかい」
「ああ。でも、また今度」
食べ終わるとふてくされて夫は庭に出てゆきました。タバコをすいながら、乗ってきた自家用車を雑巾で拭いています。
食後、客間で帰り仕度をしていると、次男の俊二さんが近づいてきて、
「義姉さん、今度、相談にのってくれないかなあ」
「お金の……こと……?」
「違う違う。これでも貯金はあるし、兄貴には黙っていたけど、次の仕事ももう決まっているんだ」
「それはよかったわね」
「お金の心配はいらない。タダで居候しているわけじゃない。ちゃんとおれも弟も、親父とお袋にそれなりの生活費は渡しているし」
「まあ、立派だわ」
「いやいや、当然さ」
二人が昨夜、私と夫とのセックスを盗み聴きしていたとは思えませんでした。
「だったら……」
「いや、精神的な相談……」
「精神的?」
「今度、二人きりで会って話を聞いてくれる?」
「ええ。私なんかでよかったら」
「お願いします。でも、兄貴のやつには内緒で頼むよ」
「分かったわ」
それでケータイの番号をお互い教え合いました。すると翌日、夫が出張するのを待っていたかのように、昼前に俊二さんから電話が入ったのです。
「偶然だけど、おれたちもこっちに半分仕事の用事があってね」
「あら、そうだったの。じゃ……あの、うちにくる?」
ケータイで答えたとき、ちょっと危険なムードを感じました。
すると、
「いやいや。義姉さんに、何か旨いものでもご馳走するよ」
「そんな」
「相談を聞いてもらう、ささやかな礼さ。こっちに来れる?」
昼食は何にするか考えていたところなので、その話に乗りました。
クルマで三十分も走れば着く、県庁所在地のある街に最近できたビジネスホテルでした。三男の義弟はあとで合流するとのことで、この日は二人一緒にその同じビジネスホテルに一泊するそうです。
もし私の家に二人が、それも夫の不在中にきたら、昨夜のあの盗み聴きのことが気分的にクローズアップしてしまうでしょう。
そうなったら、何か気まずいような、危険な感じになるかもしれません。
けれど、運転しながら私は、もしも二人に迫られたらどうなるか……と想像しました。長男の夫と違って、いつも気のやさしそうな二人のことを、私は嫌いじゃありません。
学歴は、夫は大卒ですが、そんなことは下らないことで、夫は私に対してだけはずいぶんやさしいのに、他の家族、とくに二人の弟には冷たいのです。
あとで、子供のときから夫は義弟たちにかなり非道い対応をしていたと聞かされショックでした。
そうとは知らず、私は目的のホテルの駐車場に着くと、次男の俊二さんのケータイに電話を入れたのです。
「義姉さん、おなかペコペコ?」
「いや、そうでもない。大丈夫よ」
夫を朝早く送り出すために、私は自分の食事は後回しにしました。
夫を送ってから、またひと眠りし、実は朝食は遅かったのです。
「だったら、悪いけど、おれのいる四八号室まで上がってきてくれる?」
「分かったわ、すぐ上がってゆく」
ふっとそのとき、私は無防備な気持ちになっていました。
大勢の人が出入りしている公共的な場所に、車から降りて身を置いたとき、義弟たちのたくらみなど考えてもみなかったのです。