地元名士の政治家の愛人続ける母に惑溺(その2)

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地元名士の政治家の愛人続ける母に惑溺(その1)

まるでクリームでもそこに塗りたくってきたような趣きなのだった。
亡父が入院中はもちろん、体調が悪いと会社を休みがちになった入院以前のかなり長期間、母は父とは愛し合っていなかったと思われる。
あとで母から聞いたことだが、あのワル政治家とは、亡父の初七日後にいろいろ相談しているうち、成り行きで男女の仲になったという。
つまり、ごく最近の仲だったのである。もっと前からの関係かと思っていたおれは、例の写真の中でハシャいだような表情を見せている母とやつとの、二人が濃厚に肉欲をむさぼる痴態を妄想して息が苦しかった。
本当は、せっかくだから軽くシャワーを浴びるだけのつもりだったのが、汗を流してバスルームから出ると、大きなダブルベッドがきわめてなまなましくおれの目の中に映っていた。
そのとき、おれの中で強烈な黒い欲情のかたまりが形成されたのである。
その情念のうち半分は、これ以上はないショックを母に与えて、母にあの男とは別れてもらうためにすることであった。
残りの半分は、やつに対する怒り、そしてジェラシーにも似た気持ち、亡父の無念と怒りを代弁するつもりだったような気がするが、いまとなってはよくわからない。
母の後ろ姿の裸身を覗き見て、おれは自分がハッキリと欲情しているのを悟った。
母がベッドにすべりこんできて、浅ましいまでぬかるみきったおのれの陰部をおれに触わらせたとき、それまであやふやな感じで頼りなさげに勃起していたおれの愚息は、火杭のようにみるみる熱くいきまいていたのである。
後ろ向きで母に背中を向けたまま、おれは導かれるままに中指を内に曲げ、どろどろの粘膜にぐっと差し入れていた。
ゆっくり出し入れすると、
ぴっちゅ、ぴっちゅ……
という濡れた淫猥な濁音がそこからこぼれていた。
「ああ、ああん、そっこお……」
鼻にかかった喘ぎ声をこぼし、母が両のおチチをおれの背中にこすりつけるようにしておれにしがみついてきた。
おそらく、興奮に流され快感を追いかけて、目を閉じていたに違いない。
「あうーん、ぶっといの、あとでうんといれてね」
いって片手をまたおれの腰の横から前に回し、へそにつかんばかりに突っぱらかったおれの砲身を、なれた手つきでまさぐったときに様子が変わった。
「す、すごいわ、こんなにコチンコチンにさせて……」
といいながら、陽根の熱度や太さや硬度、あるいは長さを確かめるようにまさぐっている。
「……?」
ぎゅうっと五指を巻きつけ、さすり、あるいはしごきたて、また、
「……?」
いつもと違うといった、いぶかしげな手つきになったのである。
しばらく観察するようにおれの怒張しきったものを手でさわっていたが、
「セン、セ……?」
いきなり肉茎から手を離し、うしろへ下がるとパッと上体を起こした。
同時に上掛けがまくれ、母はおれの上体を自分のほうへ向けさせたのである。
「きゃッ……わ、裕介えッ!?」
ド肝をぬかれたようにすっとん狂な声が母の口からこぼれていたのである。
「センセでなく残念だったね」
「ど、ど、ど、どういうことなのお」
「結論だけいうと、あのセンセもわが身大事で、妻と子供のもとへ帰っていったよ」
「……」
「家庭を失いたくなければ、いままで築いてきた社会的地位や政治家の身分も失いたくないってことさ」
「でも……」
「母さんとは遊びだっていってた。それに、やつには他にも複数の愛人がいる……」
デタラメを並べたてると、母の顔に失望の色がひしめいた。
「もう、やつは母さんには二度と近づかないよ。近づいたら、それはスキャンダルさ」
「おまえ……」
「女房とは修羅場。離婚騒ぎで裁判ザタにでもなったら、地元名士の肩書きもいっぺんに吹き飛んじゃうもの」
「裕介……」
「そうさ。おれが引導を渡しておいた。亡父が悲しんでるから、やめてくれってね」
「そんなあ」
と口にした母のそのひとことが、おれの激情に火をつけた。
「そんなにぶっといのが欲しけりゃ、代わりはいくらでもあるさ」
「ひッ……な、なにを……」
上掛けを打っちゃらかると、おれはベッドに母を押し倒していた。
最後の最後まで、母とそうなることはない気がしていた。
それ以上の勇気も度胸も、自分の中にはないはずだった。
だが、母がヤツに対し、ヤツとの肉愛に対して未練が残っているらしいのを知って、おれは気持ちが弾けていた。
情欲と憤怒が合流して、おれの愚息は自分でも空恐ろしいくらいコチンコチンにいきまいてしまったのである。
母も、まさかおれがそこまで実際に踏みこんでくるとは思っていなかったはずだ。
だが、おれの激情は奔流にのみこまれるようにして勢いが止まらなくなっていた。
あお向けに押し倒した母の股を強引にこじあけるや、おれの下半身を無理矢理もぐりこませていたのである。
「や、やめて、ね、やめてったら、裕介」
「いや、やめない」
「いやよ、母さん……ああ、冗談は……やめてってばあ」
前戯もなにもなかった。
母のそこがいやらしいまでにどろどろなのを指で確認したばかりのおれは、二度三度と上すべりしたあと、片手を股間へもっていった。
こわばりの先端部を指で持ち、押し下げ、膝を必死で閉じようとする母の股を逆にもっと押し広げるなり、いったん腰をうしろへ退却させた。
そして、濡れそぼった秘口を先っちょが捉えるや、ぐっと腰を沈め、うまい具合いに先端が中にもぐりこんでいた。
と感じた次の瞬間、
「わっ、ひい、ダメよお」
身をよじって離れようとした母の上体を押さえつけ、いや上からしがみつき、しがみついたと同時に、サオの根元まで一気に差し込みを果たしていたのである……。

あ、ああ、いいわあ

母の悶えっぷり、乱れっぷりは本当にすごかった。
当時、母は五十一歳である。
そんなに年上の女とおれは体験したことがなかった。
そのときおれは三十歳なのだったが、知っていたのはせいぜい三つか四つ年上の三十代半ばまで。
正直いって、五十代の熟女がそんなにベッドで乱れるなんて、考えてもみなかったのである。
枯れる、といったらいいすぎかもしれないが、四十代後半から五十代に入った女性は、性的にはもっと淡いものだと思っていた。
それが、怒張しきったおれの分身を、濡れそぼった母の粘膜に根元まで納入しきったとたん、
「うっはは」
母は奇声を発して、下からおれにしがみついてきたのである。
それまでの抵抗の態度をたちまち捨て去り、濡れたその部分が、痛いばかりにおれの分身をヒクヒクと締めつけてきたのだった。
「いい、いーッ」
と上体をムチのようにしならせてから、四肢をおれにしがみつかせてきた。
おれ自身、倒錯じみた興奮に巻き込まれ、いつしかパワフルなピストンを母に討ち据えていたのである。
「ああっ、うっああっ」
言葉を失った母は、くびれた白い腰をあちこちにくねらせた。
パワフルピストンのたび、びちゃびちゃびちゃっと、好色な接合音が噴きこぼれた。さっきまでの抵抗がウソのように母は、おれのリズムに合わせて、みずからも下半身を積極的に揺すりたてていたのである。
そしていきなり、
「ひひーッ、だッ、めえッ」
と声をひきつらせ、熱いアクメにとろけていった。

クソ議員との決別

実はあのころ、おれは一人の少し年上の女とつき合っていて、別れたばかりだった。
父の病状があまりに深刻で、もう長くないことが分かっていた。
帰国してすぐ、激痛のあまり自分が寝ているベッドの鉄パイプを痩せた手でヒン曲げてしまった父の苦痛の深さに、代われるものなら代わってやりたいとさえ思ったが、それはできない。
一瞬だが、父の苦しみを無化するために、殺意さえ抱いたこともある。
だが、父が苦痛と闘っている姿は、人間の尊厳さえ息子のおれに訴えていた。
おれは自分のなすべきことが分からず、母に内緒で心の優しい水商売の女に、いっとき溺れていた……いや、彼女の中に逃げ込んでいたのである。
顔は不細工だが、気のいい女で、性格美人というべきだったか。いや、それより何より、きわめて床上手の女なのだった。おれにとって、単なる快楽の対象でしかないということが分かって、彼女は去っていったのだが、男のおれにとって便利な女であることに違いはなかった。
「女ってね、そこを、こんなふうにされるといい気持ちなのよ」
と、異性に関してオクテだったおれを性的に開眼させてくれた。
女体についていろいろと指摘してくれ、そのことでおれもテクニックを磨くことができたといってよい。
その女と別れ、というより去っていかれて、オトコとしては不自由していたともいえるかもしれない。
「裕介って、すごいのね。なにより、すごいおちんちんだわ」
あのときをきっかけに、母はなだれを打ったようにおれに、おれのセックスにググっと傾いてきたのである。
一度っきりのつもりが、あの日を境に、状況が一変したのである。
あのクソ議員は翌日、秘書と称するヤクザを一緒に連れて、三百万円を用意して持ってきた。
「センセも、まだ将来がある身ですから、これっきりでスッキリとお願いします」
カミソリみたいなシャープな身体つきと目をした〝秘書〟が現金の入った茶封筒をおれに渡しながら、やんわりとドスをきかせた声でいった。
「将来ある身は一緒ですよ。母も、亡父の四十九日が過ぎるまでは、ようやく静かに供養する気になりましたから、ご安心ください」
「テメエ」
「はあ?」
「小僧、いい気になるなよ」
ついに暴言を吐いた。
おれもカッとしたが、クールに、
「いい気になっているのは、どっちかな?」
「ぬあんだとお?」
そこは地元ではファミリー公園として親しまれているオープンな場所だった。
「いいか。よく聞けよ。おれには地元新聞の新聞記者の友人もいれば、地元テレビ局の知人もいる。もしこの会話を彼らが聴いていたらどうなる?」
「な、なにッ」
とクソ議員が黄色い声を発した。
「おれだって、ただ無防備にこの場に臨んでいるわけじゃないさ」
とジャケットの内ポケットから盗聴マイクを出して、見せると、
「きっさまあ……」
ヤクザ秘書が顔色を変えた。すると政治屋野郎が、
「分かった、分かった。冗談だよ。さあ、これっきりにするさ」
と現金入りの封筒をおれに渡し、おれも母とのネガと紙焼き写真を渡したのである。
新聞記者もテレビ局の知人もデタラメだったが、盗聴マイクは本当だった。こういう連中から身を守るためには、自分で保険をかけるしかない。
少し離れたビルの屋上から、後輩がおれとやつらを望遠カメラで盗撮しながら、会話を録音していたのである。
もちろん、母とやつとの浮気写真も、当時は今のようにデジタルカメラなどなかったので、写真を焼き増し、念のためにネガまでも複製して隠し持っていた。イザとなったら、あれも使う気だった。
クソ議員は、ようやくそのとき、母と切れる決心に固めたのである。そしておれは後輩にふんだくった金の半分の百五十万円を渡したのだった。

互いに身体を貪り合い

自分の母親を肉欲の対象にするなんて、言語道断である。
それは分かっていたが、そして母をけっして肉欲の対象にしたつもりはない。
母の辛さや淋しさ、オンナとしてのやるせなさを、あんなクソ野郎の代わりに、おれが受け止めてやりたいと希ったのである。
「母さん、あの男のこと、忘れることができるかい?」
——その夜、実家の母の寝室で、おれは単刀直入に訊いてみた。
父が生きて元気でいれば、その部屋で母と夫婦の愛をいとなむべき部屋である。
あのクソ野郎とどうやら決着がつき、みやげ持参でおれは実家に帰ったのだった。
母も、もう気持ちの整理がついているらしかった。
当時、もう客室になっていたおれの昔の部屋で床に入ったが、眠れない。
眠れなくても、眠るべきだったが、気がつくと深夜、母の寝室に侵入していたのである……。
眠ったフリをしている母の布団に、おれは強引にもぐりこんでいた。
母がタヌキ寝入りしているのは、とっくに分かっていた。
ネグリジェの裾をまくり、尻のほうからパンティを奪っても、母はおれのいいなりだった。
いや、こぼれんばかりに濡れそぼっていた状態から推量すると、母はおれを、おれの身体を待っていたのである。
母の白いすべらかな股を大きくひらかせておいて、おれは濡れそぼった陰部に舌とくちびるを情をこめてそよがせた。
「……ッ……ッ」
声をかみ殺しながらも、おれの情熱的な舌戯と口戯の展開に、母は鮮魚のようにピクピクと身体を反応させた。
その反応ぶりが新鮮で、おれは脳が焼けたのである。
なんだか、すぐにサービスしたくなり、別れたあのセックス上手の彼女に仕込まれた性テクニックがよみがえった。
「女ってね、淫乱タイプは別にして、好きな男でないとからだが濡れもしないし、感じるなんてことはありえないのよ」
母の女体の中心がべちゃべちゃといってよいまでぬめらかだったのは、おれを受け入れたということだろう。
おれは、別れたあの彼女に教えられた通り、陰部のすみずみに舌とくちびるをくるめかせていた。
すると、やがて母は、
「ああっ、あああっ」
と悩ましげな喘ぎを噴きこぼしていたのである。
五十一歳の女の、いささか大仰にいえば、生の燃焼をトコトン追求するような感じだった。
もっとも、母がそれだけで済むはずはなかった。途中で、
「裕介、お願い……お注射して!」
と、ハッキリとドッキングを迫ってきたのである。
ヘンないいかただが、母のチツは一級品だった。
まったりとして、しかも悩ましいまで締めつけてくる。
あの男は、母の美貌とともに、母のあの魅惑的な粘膜に夢中になっていたに違いない。
「ああっ……ああ、ああ、裕介ってば、最高だわ。母さん、どうすればいいのお」
とまで母は口にした。
母以上に、実はおれのほうが、母に溺れていたのである。
二回続けておれとの許されざる情事にふけった母は、
「ねえ、裕介。あんたに恋人ができるまで、お願い、母さんとエッチしてよお」
とストレートに述べた。
実は、おれのほうこそ、母の肉に溺れてしまったのである。
母は、避妊具を装着する必要がなくなっていた。最初のころ、
「子供ができちゃうから、ダメえ」
といっていたが、実は〝見栄〟でいっていたにすぎない。
それが途中からは、
「ね、好きなだけ、母さんの中で出しえ」
とあけすけにいってくれる。
そのとき、母とはまるで夫婦みたいな関係だった。狭いおれのアパートにくることは一度しかなかったが、母はおれに抱かれたくなると、
「ねえ、そろそろ、遊びにきてよ」
と連絡をよこすほどだった。
だがその母も、いまは亡い。
おれはそれからいろんな女と付き合ったが、母を、あの身体を超える女とは出会っていない。

マダムの浮気癖

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