訳アリ風の美少女は腹違いの妹だった!!(その2)

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訳アリ風の美少女は腹違いの妹だった!!(その1)

二人で育んだ脱出計画

雅美ちゃんの表情が、頭上を覆ったミカンの樹の枝葉を放心としたように見上げている。細いながらもなだらかな曲線を描く下肢を、私は体を割り込ませるようにして開かせた。薄い恥毛に息が詰まった。その下から顔を出した短いスリットにも、心臓がきしんだ。
白い肌のなかで、赤みがかった楕円形のゾーンがあり、その真ん中がぱっくりと裂けていた。両膝を開かせたため、小さなスリットは扉を開き、内側に隠れていた二等辺三角形のようなピンク色の薄いラビアが、開き気味で顔を出していた。
生まれて初めて目にした女の子の性器の内部だった。私が理性を失うほど興奮したのはいうまでもなく、クンニという愛撫を知らなくはなかったが、ほぼ本能的に雅美ちゃんの深層部に顔を押し付けてかぶりついた。
「いやん、汚い、そこ洗ってないから……、いやっ、いやあ〜ン!」
普段のぶっきらぼうな言葉遣いがお芝居に思えるほど甘ったれた声がした。細い腰をうねうねもがかせ、手で下腹部に埋もれた私の頭を押しやろうとする雅美ちゃんだが、みるみる力が抜けていく。私が小さなラビアを思いきり吸引して、口の中に吸い上げて舌で責め立てていくと、ヒイイッと喉を鳴らしてわななき、全身に細波のようなケイレンを走らせる。
発酵したような臭気のなかに、レモンのような酸味を帯びた香りが混じっていた。それが雅美ちゃんの内部から湧き出す悦びの液体だと感じ取ると、私はなおのこと取り乱して、無抵抗な粘膜が伸び上がるほど吸引して、甘美な悲鳴を上げさてしまった。
私の愛撫の効果はかなり怪しく、雅美ちゃんのほうも、男の子に性器を舐められていること自体に気持ちを高ぶらせていたようで、本当に快感を得ていたかということ、これも怪しかった。
ただ私も雅美ちゃんも、理性を失うほど興奮していたのは確かだった。溢れ出る愛液にジーンズの前を膨らませるペニスの熱気が鎮まる気配もなく、私は下腹部も胸も露わに息を喘がせている可愛らしい女の子の前でジーンズを下げた。
ぼんやりと初夏の青空を見上げていた汗ばんだ顔が、ふと私の下腹部を見た。勃起したペニスは先走りの透明液を垂らして、亀頭を真っ赤に膨らませていた。私は羞恥心と同じだけの興奮を抱いた。雅美ちゃんに興奮状態のペニスを見られる胸の高ぶりは、こたえられないものがあった。
潤んだつぶらな瞳は、不思議そうに私の性器を見つめている。それを小さな手に握らせると、ワイセツな衝動が押さえきれないほど膨らみ、私は情けなく身震いしてのけ反った。
「ドクドクいってる……」
「興奮してるんだ」
「あたしのこと、好き?」
「うん、好きだよ」
赤らんだ頬に、かすかに笑みが浮かんだ。私は断りの言葉もなく、勃起した体の一部を、すっかりラビアを咲き広げていた小さなスリットの奥まったすぼまりに、埋め込んでいった。
お互いに初めての性行為で、結合するまでにはかなりの時間がかかり、二人とも汗みどろになった。入り口が狭く、奥にいくほど窮屈になっていく処女穴がペニスを期せずして締めつけ、刺激した。
「体の力抜いて、リラックスして」
とありったけの知識をフル回転させて、私は小さくわななく雅美ちゃんにアドバイスした。普段は冷たいくらいぶっきらぼうな女の子が、このときだけはか弱い少女の素顔を私に見せてくれた。粘膜を押し広げていくにつれ、整った顔立ちが痛みに耐える幼児のように歪み、白い歯がきりきりと音を立てる。
「うっ……、うあ……、くっ!」
目尻から涙の滴が落ち、強ばった体がハアアッという震える吐息と同時に脱力した瞬間、途中まで埋もれていた肉竿がツルンという感じに内部に飲み込まれた。
「あ、入った……」
青空を見上げた濡れた瞳がぱっと見開いた。雅美ちゃんの内部の熱い脈動がじんわりと私の股間に伝わっていた。
ぎこちないピストンを刻み、私は雅美ちゃんと抱き合った。初めての性行為にのぼせあがっていた私は、妊娠の恐れも忘れて、興奮の勢いのまま、内部に射精してしまった。雅美ちゃんはアクメしなかったが、熱いほとばしりを体内に感じて目を細めていた。私はその日から、雅美ちゃんの絶対的な味方として愚痴の聞き役になり、彼女の言葉を一方的に受け入れた。どんなことにも頷き、同意した。
人目がないミカン畑で抱き合い、海に遊びに行ったときには、岩陰で水着を脱いで抱き合った。寒くなると家の中で両親の目を盗んで愛し合った。はじめのうちは、ただの真似事でしかなかった性行為も、互いに快感を得るまでになり、それが二人の関係をより親密にしていった。学校で友達がいない雅美ちゃんにとって、私が親友であり恋人であり、そしてたった一人の仲間だった。
「高校出たら一緒に暮らさない。有紀クンとなら幸せになれそうな気がするの」
いつもぶっきらぼうな雅美ちゃんは、裸になったときだけ女の子らしい表情を見せた。細かった白い裸身は、高校生になるとふっくらと肉がつき、私に吸われ続けた小さな花びらも一回り大きくなって短いスリットから顔を出していた。BカップのブラジャーもCカップになり、手足の長さばかりが目につく細いラインも女らしいカーブをつくり、ただ肌の白さだけはずっと変わらなかった。
母に抱き合っているところを見られ、衝撃の告白を聞かされたとき、私のなかにあった雅美ちゃんへの思いがより強固で揺るぎないものになった。
「おじさんってママは言っていたけど、有紀クンのパパがあたしのお父さんだって、だいたいわかっていたもん」
雅美ちゃんはあっさりと言った。腹違いの兄と肉体関係を結んだことに後ろめたさを感じてもいない様子だった。私もまだ幼く、秘めやかな悪事というくらいにしか思えなかった。
現在、私は東京で雅美ちゃんと暮らしている。高校卒業後、一足先に上京して、雅美ちゃんを呼び寄せたのだ。すべては彼女が立てた計画だった。いつも実現不可能な夢物語ばかり口にしていた雅美ちゃんだったが、二人で暮らす計画だけは、非常に現実的だった。
もう二度と実家には帰るまい。そう私は心に決めている……。

マダムの浮気癖

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