2人とも童貞の息子と次々に惑溺(その2)

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2人とも童貞の息子と次々に惑溺(その1)

息子を甘く押し倒して

つまり息子は、彼女に挿入するとすぐに、それはそれこそ三分間ともたず発射してしまったのです。
いえ、初めての体験で、それも童貞の男の子が三分間なんて長時間ピストンなどできっこありません。
むしろ、そのことを批難したらしい女のほうが卑しく、さもしい。
第一、息子のけなげな心になんの理解も示そうとせず、あの女は、しかも処女でもなかった。
好きになった女と初めての体験を望んだ男の純情に対し、可愛い顔をして女は息子に、最初の最初(息子にとって)から快感を望んだのです。
私はこのとき、彼女と別れて(現象的には息子がフラれた形であっても)よかったと、心から思いました。
ただ、先っぽだけが三コスリか何コスリか知りませんが、好色でだらしない彼女の淫蕩な花唇に息子の純真なペニスが一瞬でもくわえこまれたと考えるのは私もちょっと辛いものがありました。
でも、すぐに気分を換えたのです。
「ね、母さんでよければ、女のからだのこといろいろ教えてあげる」
意外なくらいそのセリフが私の口からスラスラ飛び出しました。
まるで喉に詰まっていた小っちゃな紅い玉が。ゴホンとひとつ咳をしたとき一緒にポンと出た感じでした。
「え……」
まじまじと母親の私の顔を見つめた息子が何かを考えはじめようとするので、
「ううん、母さんみたいな大年増がいやでなければの話だけど」
「なにをいう、母さんは、おれが知る女の中で一番美しいよ」
「ああ、敏彦ってば、母さんがいろいろ教えてあげる。でも、これは二人っきりの一生の秘密だよ」
「うん……うんうん」
「約束してくれる?」
「もちろん……一生ね……」
「そう、二人きりの、一生のヒ、ミ、ツ……ふふ、指切りゲンマン」
「うん……うん、うん」
小指をからめ合ったとき、それだけで私は軽い目まいにおそわれました。
封じ込めようとして封じ込められなかった女の情念が、対象を変えて噴き出したのです。
白昼の、まぶしいばかりの光が窓の外や公園の上で踊っている時刻でした。
私はわざと息子の前で、一度立ち上がり、彼の熱いむさぼるような視線を痛いほど浴びながら一枚一枚、着衣を脱いでゆきました。
心なしか息子はハッ、ハッと息を乱れさせています。
肉体はポッポッと火照ってはきても、私の意識はかなりクールでした。
いまをスタートとして、息子との禁愛が最後までまっとうする姿を、そのへんに夫を縛りつけ見せつけてやりたい気持ちでした。
でも、すぐに夫のことなんてどーでもいい気分になったのです。
というより途中から、夫の顔も忘れるくらい私はエキサイトし、息子との濃厚な肉愛に溺れていたのです。
さすがに全裸になるのはためらわれ、ブラジャーだけはずすと、
「母さん、全部、見たい、見せてくれないか……」
息子は哀願するような目で私の顔を見上げました。
その真剣な眼差しは、いやが上でも私の中の女の情念をたかぶらせたのです。
一瞬でも気をゆるめたら、あたたかいうるおいがあふれ出し、内ももを伝い落ちる気がしました。
私の身体を遠ざけるようになる少し前の時期までは、夫はゆったりと時間をかけ、大切なものを扱うようにして私を愛撫してくれました。
それは優しい手指での愛撫のみならず口でも、つまり舌や唇でも十分に、それは私が、
「あなた、もうもう、お願いッ」
とインサートを自分からせがむくらい入念に前戯をほどこしてくれました。
しかし、その後、述べてきたような変化があって、要するに、クリームを塗るでもしないと痛くて挿入してほしくないことがしばしば起こったのです。
それが、いまは肉体の内側全体が、蜜びたしになったみたいな気分でした。
「だって、まだお昼前で……こんなに天気もいいし、お願い、これだけで、もう堪忍してちょうだい」
と、胸の前を両腕で交差して両の乳房を隠していたのです。
ものすごく大胆な、ハレンチといっていいカゲキな気持ちが込み上げる一方で息子にハシタナイ女だとは思われたくなかったのでしょうね。
でも、それは半分はポーズであって、本当は指を逆さVの字にしてパックリと女体を、いっそ〝内臓〟まで見せてやりたくなる衝動さえ感じていたのです。
うっすらとヘアーまで透けて見える薄いブルーの食い込みショーツの中心部や隠した胸のあたり、まだまだキュッとくびれた私の白いウェストラインをなめるように見ていた息子は、
「いやだ、ぜんぶ見たい、見せておくれよ、母さん」
訴えるような情熱的な目をして私をまっすぐ見たのです。
「だって、羞ずかしい」
「いろいろ教えてくれるって、さっきいったじゃないか」
「だってだって……」
むずかるようにいいながら、私は下着の内側がじわっと黒く濡れてきちゃう気がして、
「じゃ、いいわ、見せてあげる」
「母さん、ありがとう」
「でも、条件があるわ」
「……なに」
「ね、敏彦も……全部脱いで見せて」
「うん、わかった」
ちょっと照れくさそうな表情をしてから、息子はパッと上体を起こしました。
近所の保育園児たちが大勢、何人かの保母さんたちと連れだって小っちゃな遠足にきたのでしょう、ワイワイ賑やかな楽しげな声が公園からこぼれてきたのです。
外は、初夏というには早い季節。
けれども、全裸になっても寒くないくらいのポカポカ陽気で気温もぐんぐん上昇していました。
新緑とまばゆい光の洪水があふれる白昼の時刻、私は久しく封じ込めこらえてきた欲求のバクハツ的発露をやがて現実のものにしていたのです。
「母さん、ぼくが……また早漏になったって……笑わないかい……」
紺のTシャツと同系色のベストを一緒に首から脱ぎ捨て、ぶよっと肉のたるんできた夫とは見事に異なる、すべすべした若々しい上半身が私の目を射りました。
「もちろん、笑ったりなんかしないわ。それに、時間は……たっぷりあるんですもの……」
「そうだね。親父も雅彦も……たっぷり時間はある」
「そう、心配ないわ。母さんが……ね、いろいろ……、ね、いろいろよ……」
いいながら、不覚にも期待と興奮で声が震えました。
いろいろ、とくり返し声に出していうと、全身が炎に包まれたみたいにひどく火照ったのです。
「うん、ありがとう、母さん……一生、そう、一生、約束だよ」
「ええ、ええ」
再び私の目と私の半裸姿をサッとむさぼるように見た息子は、意を決したように勢いよくブルージーンズとその下のものを、上体を丸めて一緒くたに足首から脱ぎ去っておりました。
脱ぎ捨てた上下の服をベッド下にまとめて放り、私のほうへ座ったまま向き直ると、ちょっと包茎ぎみの、でも青すじばった若々しい青年のみなぎりが刺激的にピクピク脈打ちわなないているのがあられもなく私の目に飛びこんできたのです。
「敏彦、大人なのねえ……」
「母さん、これで母さんもスベテ見せてくれるんだろ」
「ええ、分かったわ」
胸を隠していた両腕をほどき、立ったまま上体をくの字にして私は白いヒップのほうからショーツを片足首ずつ脱いでおりました。
息子の動物的な視線を全身に浴び、私は全身が官能のかたまりと化すのを意識したのです。
もしもそのときちょっとでも敏彦に指先で身体の一部を、それは肩でもおなかでも腕でも手の甲でさえも……ふれられでもしたら、私は全身にゾクゾクするような電流が走り、つらぬいて、あるいはきっとそのまま強烈に達していたかもしれません。
「ね、敏彦、女はね、女のからだはね、とても微妙なの、デリケートなの」
「うん、うんうん」
息子をベッドの中央から奥の壁ぎわへ移動させ、私もベッドに上がりました。
「繊細な女のからだは、だから扱いかたで困ってしまうくらい濡れ……ううん、すぐに燃えさせることもできるのよ」
「うん、うんうん、母さん、教えてよ」
「教えますとも。ちっとも心配しなくてもよいのよ。だから、もうあの彼女のことはすべて忘れてしまってちょうだい」
いって息子を甘く押し倒していました。

その調子よ…壊れそッ

お互い向き合って横臥したまま、かなり長い時間、愛し合っている恋人同士みたいなキスをたのしみ味わいました。
ジャレ合うようにお互いの濡れた舌を吸い合ったり、Sの字状にからめたり、相手の唾液を飲んだり、丸めたお互いの舌を吸い合ったり……。
「あっむ、むっむ、むっぷ」
舌の粘膜はものすごく繊細。なにしろ人間の身体の部品の中で、一番にこまやかな神経が集中しているのですから。
若かった同棲時代、夫とは勉学のことも忘れてよく布団の中でお互い全裸で長時間も過ごし、心ゆくまで口づけをたのしんだものですが、あわてて私は夫の影を頭から追い払いました。
ウットリしながら目を半びらきにして私とのキスに酔いしれていた敏彦は、
「うッ……母さん、それ、そこ、いい」
呻くように鼻にかかった声をこぼしたのです。
それは、私の手がかしの棒みたいに堅牢な、そして硬度のみならず熱度もみちみちた彼の火杭に私の細くて長くしなやかな片手の五指を……ぎゅうっと巻きつけていたからです。
「よいのね、これがよいのね」
ぎゅっと強く握り締めたりゆるめたりして息子の成長ぶりを五指で確認し、あるいは味わいながら、
「さあ、敏彦も……ここよ、母さんの、ここが女の……ああ、そう、それでよいのよ、うう〜ん、うんッ、はん、ははんッ、ああ、上手じゃないのよ、敏彦」
ザラッとした柔毛の茂みをひと撫ぜさせて、さらに私は彼の片手を掴み女体の一番の神秘……蜜園に導きました。
ぬちゃっとしたたかぬかるんだ秘裂をしきりとまさぐる息子の愛液でぬらぬらになった指の腹を、私は上べりでクリッとしこった肉芽へと誘い甘いしごきかたを指導していたのです。
コリコリ腫れぼったくなった花芽をこまやかにしごかせ、二指をぬかるみきった肉路の中へも案内しました。
「ああ、ああ、そう、そうなの、そうやってゆっくり前後に……あう〜ん、はんッあんッ、それよ、それがよいのよ……女はね女はね、ああっ、母さんいいッ」
いつしか息子のふしくれだった男の指を強くヒクヒクと締めつけ、濡らしながら、抗しきれずに私は、息子には内緒で小っちゃなエクスタシーを続けざまに味わっておりました。
性経験を積んだ男なら、むわっとするような淫蕩な香りをむんむん立ち昇らせる濡れた女芯の粘膜の好色な、ケイレンじみた反応ぶりで、私がなんべんも小っちゃなアクメをむさぼっていることを悟っていたと思います。
「母さん、母さん、おいしいよ」
気がついたときには、私は白い乳房の片方を揉みしだかれ、もう一方のツンと尖った乳頭を息子に熱心に吸いたてられておりました。
同時に、濡れた肉路を指でぴちゅぴちゅと甘く攻めたてられながら、そうしていないと空中に浮遊してしまいそうな気すらして彼のこわばりきった肉砲を握り締めていたのです。
ふっと心を許し相手を受け容れると、女って、多くの女って、感度が一気に開発するのです。
極端な話、人間はごくか弱くもあり、思いもよらずしぶとい生き物でもありますように、本気で惚れたら、とくに女という生き物は指一本で、ううん、なんの肉体の接触が果たされなくたって、本当に真実、心の底から愛し合っている関係であるなら、
「大好きだよ」
とか、たったひとこと、
「愛しているよ」
と耳元で、熱い息とともに囁かれただけで強烈に達してしまうことだって本当に可能なのです。
それはなんら異常なことでも、ごくごく例外的なことなんかじゃないのです。
とはいっても、このときはとくに私はぎっちりびっしりと、立派に成人した彼とのちゃんとした性人式を完結したいと願いました。
「そろそろよ、敏彦、ね、そろそろ次のレッスンに……ね、俊彦が先に上になるの……あとで、ね、あとでいろいろ……いろんなポーズで教えてあげる」
「ふふ、48手ってやつだろ」
「いやねえ、敏彦ったら」
いい合いながら先に私が彼のそれから手を離し、彼の指と口も私のからだからはずさせました。
そして、夫がカモシカみたいだと以前はよくホメてくれたスラッと長い自慢の脚を、私はあお向けになって惜しみなくひらいておりました。
息子は、昂揚した面持ちで、両脚を広げた私に上からすがみつくポーズで割りこんできたのです。
誰が命名したのか、愚かなネーミングの正常位といわれる態勢でからだを一つにしていました。
余談ですが、女が下になるのを正常位と呼ぶなら、日本語的には女が上になるのは論理的にか修辞的にか、「異常位」となります。
おそらく女性差別が健全だったころの男性優位主義者の命名でしょうが、こうしたネーミングを女性みずからがフツーに使っている精神風土が、「先進国」の中でこの国がユニークな位置を保っている典型例でしょう。
それはともかく、愛し合う男と女の間には、二人がお互いによければ、他人がどう思い感じようとも、正常も異常も、そんなありふれた愚劣なジャンル分けなんて無用だと私は思います。
「ああっ、あは、ああああ……そうよ、ああ、そうなの、ええ、ええ、ゆっくりよ、敏彦、よくてよ、とってもよくてよ……ああっ、お上手、お上手よお」
彼女との失敗(なんかでは本当はないのですけれど)の体験で息子はいろいろ考え、学んだのでしょう。
むろん、母親である私のことを大切に思ってくれたからですが、私が先っちょを指で添え持ち甘く導くと、いやらしいくらい濡れていた私の子猫ちゃんは彼をスムーズに、亀頭部分からすっぽり一気に迎えられていたのです。
そして、彼の引き締まった形のいいヒップに両手を乗せ、すぐせっかちになりそうなリズムを調節してあげました。
私だって、気をぬいたらすぐに急上昇しそうな官能をセーブし、ハッスルしたくなる性感をコントロールし、たっぷり女の情感を味わいたいものですから懸命に自分を抑止したのです。
「ああ、母さんのって、すごくいい」
「ありがとう……うっ、うっうっ、うう〜ん、上手、とても上手なうごきだわ」
「母さんのお陰だ。母さん?」
「なあに、ああ、いいわ、なんなの」
「母さん……ここって、ああ、タコとかミミズとか、数の子……天井とか、キンチャクとか……うう〜ん、スッポンとかいろいろ飼っているんだね」
「いやな子、敏彦ったら……あんッあんッ、でも、ホメているつもり?」
「うん、名器のオンパレード……ああッ、今度は三段締めもあった、すごいや」
「堪忍よ、敏彦ってば……ね、さっきのポーズの話だけど……あ、それ、いいわよ、よくってよ……でもでも、ゆっくりして、母さんにゆっくり楽しませて」
「ごめん、そうする……こう、こんなのでいい?」
「それよ、その感じ、次のとき三浅一深を教えてあげたいわ」
「で、ポーズがどうしたの」
敏彦のうごきに合わせ、私もリズミカルに腰のうごきを刻みながら、
「そうだったわね、教えてあげる、人間の場合、基本は上と下と、前とウシロ。その基本型に、あとはそのときの気分や状況でいろいろ応用して付け加えるだけ。だから、愛のポーズは、二人の協力とアイデア、創意工夫次第なのよ」
「なるほど、創意工夫なんだね」
「そう、あは、そうなの、セックスってね、愛し合った者同士のクリエイティブな価値創造の行為なのよ、48手とかなんとか、固定観念やマニュアルなんてものに縛られたら、二人の愛はとても貧しくみみっちい世界になってしまうわ」
「母さん、尊敬しちゃう、でも、でも、もうぼくはバクハツしそうだ」
「ね、コンドームの用意がないから、私のからだの外にだせる?」
「うん、うんうん、じゃあ、ああ、ああっ、あっはは、行くよ」
「よいわ、よくてよ、いつでも……す、すごい、こわれちゃうそ、その調子よ、遠慮しないで……い、いく、母さんも」
「うっはは、出る出る、出っるうッ」
若さみなぎる機関銃ピストン。
頭の中まで痺れるような強烈アクメに流されながら、こんなにすてきなセックスパートナーが近くにいたことを私は神に祈りたい気分でした。
その後、会社と高校に通う夫と次男を見送ったあと、48手どころか10倍の480手以上は長男の敏彦と、ときにはタブーも恐れぬばかりにただれた愛欲の海に2人は溺れたのです。
そして、現在——。
「お母さん、ぼく、ちょっとは上手になったかなあ、うむっむ、むっぷむっぷ」
女性の最もナイーブな、性感帯が一番集中しているコリッとしこったつぶ状の花芽に、なかなかにこなれてきた舌戯をほどこしながら次男、そう雅彦がすこし自信にみちた口ぶりでいいました。
受験勉強が手につかない……その一番の原因は結局、性欲の処理でした。
女の私だって、それも40代半ばにもなって私が苦しむのですもの、最もエネルギッシュな性欲ざかりの19歳の若い男が身を焼くほど苦しむ辛さが身にしみて私は分かる気がしたのです。
そのことを正直に母親の私に告白してくれたとき、私はきっぱりと、
「あなたが希望の大学に合格するまで、だから来年の3月まで……それが過ぎたら、また本来の母と息子の仲に戻るの。それまで、母さんがおまえの恋人になってあげる。父さんにも、お兄ちゃん……にも絶対に秘密にしてくれたら……ね、二人きりの、一生の秘密にしてくれるって約束できて?」
「もちろんだよ、母さん。誰にもいわない、いえない、親父はもちろん、兄貴にだって……二人きりの一生の秘密だよ」
以来、くずれるようにして結ばれた初めての日、一回目こそ結合する前に雅彦はインサートしようとしてアセり、興奮と緊張がキワまって羞ずかしいくらい実にビチョビチョに濡れていた秘口の外のつまり大陰唇の横っちょに吐液していました。
でも、二回三回、いえ正直に打ち明けると、六ツだか七ツだかして、喉がカラカラに渇いて台所へ行こうとして腰が立たず這うようにして歩いたのをちょっと淫らに思い出しますが、夏本番を迎えようとしているいま、別人のように雅彦ったら性戯達者になりました。
前戯だけで、とくに女陰を口唇愛撫する技巧が19の男とはとても思えないくらい素晴らしく巧みになったのです。
ですから私は、私ももちろん夫なんかにはしてあげたことがないくらい熱心に雅彦にフェラチオしてあげますし、敏彦のときにはしませんでしたが、いまでは雅彦とだけはおちんちん汁を飲むことだって平気になったのですが、まるで私に対抗するみたいに雅彦は、前戯とくに口戯だけで私を快楽のてっぺんになんべんでも先ず連れていってくれるのです。
長男の敏彦は、私から卒業し、私との関係に区切りをつけるため旅だちました。それは私自身が、敏彦の将来のことを考えて望んだことでもあるのです。
そのおもいは、雅彦にしても同様。
ただ、自分のおなかから産まれた、いわば自分の分身だからなのでしょうか、夫なんか以上にサイズも形状も私のチツにぴったんこで、だからつまり、良くて良くて、雅彦とは本当に来年の三月になって「卒業」できるのか不安なのです。

マダムの浮気癖

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