結婚式が近づき燃え上がった父との禁悦(その1)

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「私と彼女のものと、どっちが気持ちいい?」根元までつながりながら私は、うろたえる父に赤ちゃんのオムツ替えに似たあられもないポーズで四肢をしがみつかせ…。

(告白者)
日野まどか(仮名・25歳・OL)

嫉妬心で燃えあがり

先にダブルベッドにもぐっていた彼は、シャワールームから、バスタオルも巻かずに全裸で出てきた私を見るなり、
「ど、どうしたの、まどか」
目を丸めて驚いてみせました。
短大を卒業後、二度目となるいまの会社に途中入社して以来、彼とはもうすぐ三年目の仲となります。
男女の関係になってからでも、とおに二年は過ぎていました。
けれど、ベッドの中で乱れることはあっても、そんな大胆なことをしたのは初めて。
「嫌いになった?」
いいながら、腰からすべりこむようにベッドにもぐりこむと、
「いやあ、嫌いになんかならないけど、びっくりした」
「びっくりさせたかった」
横向きのまま、こちらを向いた彼にしがみつくと、もう双つの乳首がコリコリ尖っているのを意識しました。
と同時、腰の前面をぐりぐり彼に押しつけると、彼のあのものがみるみるいきりたってきたのです。
「充分にびっくりしたよ。びっくりして、ムスコがしぼんじゃうかと思ったが、おれも若いね、その反対に……」
「すごいわ。コチンコチンよ」
「うっ、そんなに強く握ったら……」
根元の光量を落としたライトが、しかめっ面の彼の顔を映し出しました。
その表情と父の顔がふっと重なって
「今夜は、うんと燃えてみたいの」
父とあの女の影を振り払おうとして、私は彼を焚きつけていたのです……。
そこは県内でも有数の繁華街にあるラブホテルの一室。
ホテル代がもったいないのと、たくさんのカップルが同じベッドの上でセックスを楽しんだのかと思うと、なんとなく不潔っぽい気がして、ラブホは抵抗があって滅多に利用しませんでした。
たいていは彼のマンションの部屋か、父が出張や旅行などで不在中、拙宅の私の部屋で愛し合っていたのです。
しかし、この日ばかりは、私のほうから彼をセックスが目的のこのホテルへ強引に誘ったのでした。
夕方からのデートのときは、いつも待ち合わせの喫茶店から、行きつけの居酒屋へ直行するのですけれど、喫茶店を出ると、
「おなか、すいてる?」
私が聞くと、
「いや、まだそうでもない」
「だったら、つき合って」
と、商店街の表通りから一歩なかへ入った裏通りに、腕を組んで連れこんだのです。
そのこと自身が、彼にとっては驚きだったはずですが、女の私のほうから誘われて、若い彼には新鮮だったはずです。
しかも、すっぱだかで浴室から私が出てきたものですから、驚くと同時に、彼が一気にボルテージを上げても当然でした。
しかも、私は彼以上に、全身を火照らせてしまっていたのです。
「燃えさせてあげる。おめちょこがグウの音(ね)も出ないくらいにね」
いって彼は夢中で私をあお向けにすると、私の唇に唇を重ねました。
「あっむ、うむうッ」
舌を入れてくると、ヘビの交尾にも似てSの字状に私の舌に巻きつけ吸いたてたのです。
「うぬーッ」
頭に血がのぼっていた私の官能は、それだけでめらめらと燃え上がっていました。
そのときには、私はもう一方の手に持ちかえて彼の硬直棒を握っていたのですが、エキサイトしたそれは、私の手の内でビクビクと激しく波打ったのです。
「好きだよ、まどか。愛してる。結婚したら、いっぱいおめちょこしような」
声を上ずらせていって彼は、くちを離すと、私のほそい首すじ、あご、そして乳房へとキスの雨を降らせていきました。
片方の乳首を情熱的にしゃぶられたとき、それだけで身体のあちこちに噴火が起こった気がしたのです。
「いい、感じる感じるッ」
思わず快感を口走ると、強烈なエクスタシーにさらわれそうな予感におそわれ、思わず両目を固く閉じていました。
閉じたとたん、父とあの女……あろうことか、娘の私と同じ年齢の由紀という女とホテルに入ってゆく、二人の後ろ姿がまぶたの裏になまなましく浮かび上がっていったのです……。
土曜日の今日、夕方からの彼とのデートの前に、一人で映画館に入りました。
映画好きの私は、映画はひとりで観るものだという考えで、この日も話題の作品をよい席で観ようと早めに並び、一番後部シートに座っていたのです。
そこへ、上映直前に肩を並べて入ってきたのが父と彼女でした。
彼女、由紀は、体育会系の私と違って、もの静かで知的で、父好みの落ち着いた雰囲気に包まれた、私よりかなり美形の女性です。
でも、ハタ目には、どう見たって父と娘にしか見えないでしょう。
それを二人も意識してか、仲のよい恋人同士みたいにベタベタしてはいませんが、後ろから見ていると、さりげなく肩を寄せたり、映画のシーンによっては、顔を見合わせたり、彼女が父の腕に腕を巻きつけたり……。
途中から私は、映画に感情移入ができず、ぜんぜん身がはいりませんでした。
二人の背中を交互に見ながら、頭の中にさまざまな妄想がさかまき、なんだか父に裏切られたような、怒りと嫉妬めいた感情などさまざまなおもいが湧いては横切ったのです。

父の新しい彼女

婚約者の彼のことは昨年、半年前に父に紹介して気に入られました。
「いい青年じゃないか。まどかには勿体ないくらいだ」
「ひどいわ。でも、お父さんが気に入ってくれてよかった」
「気に入った。でも、決めるのはまどかだ。もう、おまえも立派な大人なんだからね」
そんな会話があり、そのあとも彼を何度も家に連れてきて父に〝観察〟してもらったのです。
そして昨年暮れ、翌年の今年の夏か冬に結婚する気でいることを伝えました。
すると父は、こころよく賛成してくれ、
「母さんに先立たれた十五年前から……十五年間も、まどかには苦労させた。父さんのことは心配いらんから、自分が幸せになることだけを考えなさい」
母が亡くなる一年くらい前に生理が始まった私は、父と母が決めたのでしょう、父と一緒にお風呂に入ることもしなくなりました。
でも、母を失ってからしばらくは、淋しいのと切ないので、お風呂は別々でも、中学に上がるまでは、父の部屋で一緒に寝ていたのです。
父とは、母がいないハンディを、二人で助け合って今日まで乗り越えてきました。
短大に入学してまもなく、大した感動もない初体験をすませ、その後、片手程度の男性体験をくぐり、いまの彼によって初めてゼッチョー感を知り、それで結婚してもいいかなって私は思ったのです。
ただ、考えてみると、父にオトコを意識することはほとんどありませんでした。
チラと、父は性欲をどう処理しているのかと考えることはあって、職業的な女性とか、二枚目の父のこと、適当に外ではモテているとは思っていました。
でも、それは家庭の外でのことであって、性的な匂いがしない父が、そういう外での関係を、母の遺影とお骨と、そして魂が残る自宅に持ちこみさえしなければ、私が口出しすることではないと思っていたのです。
いえ、自分の今日までの気持ちを振り返ってみると、会社や家の外では知らず、家庭に帰れば、父は私にとって独占的な存在でなければなりませんでした。
そして父は、私が望む通り、私が結婚して独立しようとしている今日まで、私だけの父親として、なんの心配も不安も、疑いもはさむ余地がないくらい、清潔でクリーンなひとでいてくれたのです。
しかし……。
年が明けて正月、仕事関係や町会役員などが年始回りにやってきました。
父は、そういう儀礼的なことが苦手で、以前から強く断わっていたのですが、父の人柄や人徳でしょう、けっこうなお客が、多くは玄関先ですが挨拶に訪れたのです。
何人かの親しいお客は家に上がってもらい、その中に、父の会社の部下だという三人の、私と同じか少し年上の、若いOL組がいました。
その中の一人が由紀で、口数は少ないけれど知的で控え目で、なにより亡母似の美人なのがチラと気になりましたが、なにしろ彼女は私と同い歳。
その年齢差にまさかと思い、父との仲を疑ってもみなかったのです。
父は昨年より部長職になって、部下は二十二から二十三人もいるといっていました。
ただ、なにげなく聞いていたので、そのときはよくある話の一つくらいにしか思っていなかったのですが、前述の三人について聞いた中では、父が由紀のことを目にかけているのは感じたことです。
「ああ、彼女かい。なかなかいいコでね。苦労が身についたというのか、幼いときに両親に先立たれ、兄弟姉妹もなく高校まで祖父母に育てられたそうだ。大学も奨学金と家庭教師のアルバイトで、だから自力で卒業したというから、いまどき見上げたコだ。性格もいいし、能力もあるし」
「おまけに美人ときてる」
「はっは。社長はいずれ、自分の秘書にしたいそうだ」
そのときは、一緒に二人きりでお酒を飲んでいた勢いもあり、私はなんだか自分と彼女が比較されそうな気がしてしまい、急に話題を方向転換したのです。
「でも、お父さんの花嫁候補になりそうな女性はこなかったわねえ」
「おいおい。何をいうかと思ったら……」
急に父は慌てた感じで、自分でお酒を自分のおちょこに注ぎました。
「あら、お父さん、赤くなったわ、へええ」
「酒のせいだ」
「へえ、可愛い。……ね、お父さん」
「なんだ。父親にからむ気か」
「ふふ。もう、いいよ」
「な、なにがだい」
「だから、私が嫁いだら、お父さんは独りになっちゃうわけだから」
「……」
「もうお母さんだって許してくれる。ううん、逆にあの世で心配するわ」
「な、なにがいいたい?」
「だから、もしいいひとがいるなら、ううん、一緒になってもいいというひとが出てきたら、もう私やお母さんに気がねすることなんてないからさ」
「おやおや。そうか。じゃ、ま、考えてみるとするか」
「というとか、これからかあ。あはは」
「いや、分からんぞ」
そのときだけ、父の目が一瞬、光った気がしました。
でも、まさか、あんな若い娘と……。
映画館を出た私は、距離を置いて二人のあとを尾行したのです。
そして、私らと違い、地元ではクラスが上のシティホテルへその手前で別々に二人が入ってゆくところまで見てしまいました。
フロントでチェックインの手続きをした父が、後ろも振り向かず、単独を装ってエレベーターに乗って二〜三分後、フロアーのすみで別人の顔をしていた彼女が携帯を出し、二度三度と思わずコックリしながら電話で話した相手は父に違いありません。
携帯をバッグにしまうと、さりげなく、でもいそいそした足取りでエレベーターの前に立ち、乗り込みました。
あわてて中に入り、見上げると、最も眺望のよい最上階のランプが点滅し、やがて消えたのです……。
なによりショックだったのは、携帯電話に出たときの彼女の本当にしあわせそうな表情です。
その彼女の満面に笑みを浮かべた顔がまぶたの裏に浮かんだとき、
「もうもう、駄目だ。そんなにギュッギュッ締めたら……出る出るッ」
すでに私の中で激しいピストンしていた彼が、コンドームの中にドクドクと大量に放ってきました。
父と彼女との、妄想の中で見る乱れきったセックス……。
私は二人の秘態を想像したとたん、気が遠くなるような、これまで味わったこともない異様なアクメにさらわれていたのです。

結婚式が近づき燃え上がった父との禁悦(その2)へ続く

マダムの浮気癖

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