子持ち主婦はビアンの誘惑によろめいて(その1)

今すぐ過激なテレホンSEX

レズパーティで女の急所を責めぬかれ

レズの過去を捨てて平凡な主婦となった結花は、音楽教室のレズ講師玲子に唇を奪われると家庭も顧みずに玲子の虜になり、禁断の悦楽に溺れると更に…。

(告白者)
鈴村結花(仮名・37歳)

夫に言えない秘密

「……んっ、あ、ああん……。いい、もっと、もっときつくっ……」
「はああ、ああ、たまんないっ、ん、うっくっ……もっとつよく、もっといっぱい吸ってっ、はうう、はうう……」
「ハア、ハア、ハア……。す、吸ってるけど、唇が……。アハハ、唇が攣っちゃって……」
「せっかくいいところまでいったのに、ごめんな。でも、結花のクリっ子、すげー膨らんでる。こんなになっちゃって大丈夫なのかな?」
「そんなに? あ、ほんと。……でも、だいじょうぶよ。おんなのからだってね、蛸みたいなものだし、いくらでも伸び縮みできるの。だから……」
「ハハハ、だからもっと吸えってか。OK、じゃあ、も一度、深く潜行だな」
「んふ、ごめんなさい。……あうっ、ん、ああん、すごい、きくーっ、あ、いい、いい、んっくーっ、くーっ」
異変に気づいたのは、やはり夫の貴裕でした。
わたしたちは結婚して以来、土曜の午前はたっぷり時間をとって、セックスを愉しむことがルールになっていました。セックスレスなんてありえない睦まじさのかわり、ちょっとした躰の変化もお互い、すぐにわかるのです。
その朝もわたしはいつものように、クンニしてもらっていたのですが、クリちゃんの膨らみ様を夫に驚かれて内心、ぎくりとしていました。
女は軟体動物だからと、その場ははぐらかしたものの、クリトリスだけではなくて、躰そのものがもの凄く感じやすくなっているのです。
感度があがったくらいで不審を擁かれることはないと安心していますが、躰の変化にはそれなりの理由があったのです。

わたしは少女のころから音楽が大好きで、中学・高校は合唱部にはいり、ずっと歌に接してきました。
音大進学も夢見ましたが、さすがにそこまでの才能はなく、大学をでると普通のOLになって、そこで貴裕と巡りあい、結ばれました。子供も娘を授かり、平凡ながら幸せな生活をおくっていたのです。
もちろん、その間も歌への想いは秘めつづけ、たとえば年末に第九を歌うだけの合唱団というものがあるのですが、そういったところにたまに参加し、熱情を発散させていました。合唱団といっても即席ですから、練習は月に一回程度でしょう。家族に負担をかける心配もなかったのです。
ただ、それだけでは物足りなくなりますし、声を出す機会も少なくて、不満も募るものです。そこで、もうすこし本格的にと思い、子供の手が離れると、わたしはかねてから興味があった音楽教室に通うことにしたのです。
申し込んだ教室は銀座にあって、家からは地下鉄一本で通えることに加え、声楽クラスのレッスン料が安いのも、実はそこを択んだ理由でした。
レッスンはほぼ個人レッスンの形で、先生はわたしより五つも若くてスラリとした、綾瀬玲子という女性です。
新進気鋭の美人ソプラノとして時折、声楽コンサートのパンフレットなどで顔写真を見かける歌手なのですが、教室で対面すると、パンフレットから受ける印象とはまた違う雰囲気を持った方でした。
教え方はさすがにこなれていて、わたしの個性もよく理解してもらえたうえで教えていただけ、わたしも週一の教室通いがとっても楽しみになっていたのです。
ところが、不景気の影響でしょうか、通いだして半年ほどたったとき、急に教室の閉鎖が発表されたのです。決定は教室を運営している楽器店の方針で、当分は再開の予定もないと聞き、ほんとにがっかりでした。
そんなときに、玲子先生から声がかかったのです。
「鈴村さんさえよければ、わたしの家でレッスン、つづけません?」
新進気鋭といっても、クラシックの世界は毎日お仕事があるわけでもないらしく、お小遣いもほしいしね、と笑って、誘ってくださったのです。
もちろん、わたしに断る理由なんてありません。微かに気がかりだったこともすっかり忘れ、よろこんで通わせてもらうことにしたのです。

淫欲レッスン

広尾の瀟洒なマンションに通いだして三週目だったでしょうか。その日はレッスンに訪れたときからそれまでの玲子先生の目つきが違い、わたしなりに注意していたつもりでした。
でも、レッスン中、ピアノ伴奏をしていた玲子先生の指がとまって、もうすこし喉をひらかなきゃといいながらわたしの顎に手を添えてくると、ふいに顔を近づけてきたのです。
あっ、と思ったときにはもう手遅れ、玲子先生の唇がわたしの唇を圧し、仰天して喘ぐわたしの口のなかに舌をこじいれていたのです。
咥内を姦すような性急さで歯茎までもを嘗めまわし、しきりにわたしの舌を捜しているのです。
わたしは離れようとしました。もちろんのことです。でも、唇を奪われながらぎゅうっと擁きしめられていると、先生のことが元々、嫌いではないので、抗いきれないのです。
わたしは人妻なのよ、子供もいるのよ、いまさら女同士のキスなんて、と自分の心に叫んでも、玲子先生の抱擁はあまりに熱く、躰の奥底に封印していたはずの遠い記憶がどんどん溶けだしてきます。
身動きできないまま、逃げ惑う舌を強引なくらいに吸われだすと、躰の芯に電撃がはしり、もはや玲子先生の思うがままでした。
愛欲の海にひきずりこまれ、キスしたままでゆっくりと崩れ折れると、わたしは静かに瞼を閉じました。
乳房をさぐられるだけで躰がびくんと反応し、乳首を探しあてられると、背筋が仰け反ってしまいます。繊細で優しい指遣いに翻弄されだしているのです。
躰をすこしずつゆだねながら、わたしは驚いていました。
若いころからキスが大好きで、キスされるだけで陶酔してしまい、擁きしめられれば躰の芯から蕩けてしまうことも、よくわかっていました。
それでも、ビアンの世界にはもどらないと心していたつもりが、玲子さんという女性のまえでは、あっけないほど脆く崩れさっていくのです。
彼女はそれだけ魅力溢れ、求められているのがわたしなんだと思うだけで、心の底では嬉しくて、うっとりしてしまったのです。
「……んふ、かわいい。こうなること、期待してたんでしょ?」
首を横にふり、子供のようにイヤイヤしましたが、自分でも自分の気持ちがわかりません。
銀座の教室ではじめて会ったときは確かに、はっとしました。一目でビアンだとわかったのです。しかもタチの。そして、わたしも同時に見抜かれていたようなのです。主婦を装う隠れレズだと……。
「わたしは貴女のこと、最初から狙ってた。いずれ、こうなるって思ってたの」
漆黒の瞳で見つめられながら、わたしは一枚一枚、纏っていたものを剥がされていきます。
「まあ、かわいいブラ。案外、少女趣味なのね」
「あ、それはたまたま……。ほんとはもっと大人っぽいのが……」
白地にピンクの花柄という、まるで高校生のようなブラ。それは、夫の好みでした。
「わたしも、もうすこしアダルトなほうが好きかな。でも、結花のおっぱいはじゅうぶん大人っぽいわね、ふふ」
「……あっ、あ、あ、んあ……」
大人っぽいおっぱいってどんなの?わたしの乳首の色が濃いって意味かしら、などと気を揉みながらも、吸いつかれると、お胎の芯がキュンとし、あそこがゆっくりゆっくり潤んできます。でも……。
「……ん、んっはあ、あ、あん……。ああ、んっくう、う、くうう……」
「気持ちいい?」
うんうん、とうなずくだけで精一杯でした。吸われ、転がされ、甘く噛まれてと、まるで苛められているようで、たまりません。
「……ん、あ、ん、ああんっ、ああっ、いじわるしないでえ、うう……」
ブラとお揃いのパンティは脱がしてもらえず、彼女の爪先は敏感なところのまわりを焦らすように這い、わたしに出来ることは腰をよじることくらい……。
あそこは爆発しそうになっているのに、まるで蛇の生殺しのような扱われ方。これがビアンのやり方だとはわかっていても、長らく夫との、出しておわる、みたいなセックスに親しんだ躰には辛すぎます。
「どうして欲しい?」
どうすればいいのか、わたしが聴きたいくらいでしたが、とにかく埒をあけて欲しいばかりに、最後には、「あそこもさわって」「クリちゃんをいじって」とおねだりさせられたのです。
やっとの想いでパンティを脱がしてもらい、クリトリスはおろか、女のすべてに嵐のような接吻をうけると、わたしも玲子さんの下着を剥がさずにはいられません。手入れの行き届いたボディは女っぽいのにお腹は平たくて眩しいほどでしたが、ひき締まった腿をひろげると濡羽色の飾り毛は狭めに整えられていて、彼女のこだわりが一目でわかります。
それでも、あそこは普通の女のように紅色の内ひだを覗かせていて、わたしは滲みでる涎に誘われるかのように顔を埋めたのです。
夢中で舐めあい、吸いあいました。延々とむさぼりあって、身も心も熔けるまで愛しつづけたと思います。
昼下がりにはじまった玲子さんとの戯れがようやくおわると、陽はとっくに傾いていました。
ぬらぬらになった躰をシャワーで流し、玲子さんのマンションから地下鉄の駅に急いだのですが、表通りにでた瞬間、一気に日常の喧騒につつまれ、わたしは現実に引きもどされました。さっきまでの柔らかな時間が、ウソだったように感じられたのです。
でも、小走りで家にもどって娘の夕飯を準備し、もう一度お風呂にと思って洋服を脱ぐと、鏡に映るわたしは帰り際、玲子さんに渡されたセクシーすぎるパンティを穿かされていて、肌はいたるところキスマークだらけ……。
ああ、やっぱり愛しあっていたんだ、と思いながらわたしはランジェリーボックスを掻きまわし、次週のレッスンにはどのパンティをと悩むのでした。

翌週のレッスンは軽くキスを交わした後、まじめに歌っていたのですが、発声練習になると玲子さんに後ろに立たれ、指先でふたつの乳首を摘ままれてしまって……。
「アーーーーア〜ア〜ア〜ァァァ〜」
「アハ、いい声」
「そ、そんなあ、あ、ん、ん……」
その日は玲子さんのご両親もご在宅で、妙な声はだしてはいけないのに、彼女は平気で悪戯してくるのです。
わたしはどんな姿かというと、パンティ一枚きり。似合うかもよ、とクスクス笑われながら渡されたパンティは紐のようで、なにも隠せないどころか、あそこがはみでてしまって、みっともないどころではありません。
裸での発声練習が効果的なことはわかっています。姿勢がよくなって喉も解放されやすく、彼女の視線があると思うだけでお腹だってひっこみます。理にも適っているのです。
でも、ご両親がと思うとはらはらしどうしで、結局、レッスンらしいレッスンはできず、帰りの道すがら、あそこに食いこむTバックを気にしながら、わたしは一体なにしてるんだろうと、本気で悩んでしまいました。でも、そのとき思いだしたのです。以前にもそんなことがあったなって。

それはまだ女の園に通っていたころのことです。わたしは当時、女子高の二年生で、学年がひとつうえの憧れの先輩とつきあっていました。
バレンタインデーにチョコとファンレターを渡したことがきっかけになった交際でしたが、いつも愛を誓いあう仲なのに、なぜかいつもつらい目にもあわされていたのです。
小学校から大学までの一貫した女子校ですから、シスターの関係を結んでいるビアンは珍しくありません。でも、わたしみたいな仕打ちをうけている子はいなかったはずです。
意味もなく突然、頬をぶたれるようなことから、ひどいときは先輩の友達数人に囲まれてのリンチでした。
一糸纏わぬ姿で、容姿や躰の欠点を何時間もあげつらわれ、揶揄されつづけるのです。
睫毛の長さから、あそこが左右で発育が違うというところまで指摘され、バカげてると思っても、やはり打ちのめされ、少女の心はずたずたです。
その場にはもちろん、先輩もいて、ただ見ているだけでした。先輩はわたしが泣きだすのをじっと待っているのです。そして、わたしが泣き崩れると、擁きしめてくれるのです。
そのときには、もうお友達はいなくなっていて、わたしと先輩だけ。先輩はわたしに頬ずりし、涙さえ嘗めてくれました。
わたしはそんな先輩についていけなくて、「どうして意地悪するの? いじめるの?」と訊きました。
先輩は、「わたしがいじめているんじゃなくて、結花がそうさせてるの」と諭すようにいい、わたしを混乱させるばかりでした。
レスボスの集団のような女子校の世界と、玲子さんのことを一緒くたに考えるのは無理があるかもしれません。
でも、先輩も玲子さんも、わたしのような平凡な女とは違って才媛で、似たもの同士な気もします。
そして、あのとき先輩がいったことがほんとならば、玲子さんに意地悪されるのは、わたしのせいかも。わたしがそうさせているのかも……などと考えこんでいると、うっかり地下鉄を乗り越してしまい、ほんとにわたしってバカ、と電車のなかでひとり苦笑してしまったのでした。

乱交パーティの誘い

個人レッスンに通いはじめて、半年ほどたったころでした。いつものように応接間に通されたところで、わたしは一瞬、立ちどまってしまいました。
そこには、玲子さんと一緒に、もうひとり女性がいたのです。
もちろん、目を見ただけでわかります。わたしたちと同類です。
はじめまして、といって会釈すると、女性も小首を動かしながら、サッとわしを一瞥し、誰にたいしてというでもなく微笑みを浮かべ、それがわたしを苛立たせました。
気のせいかもしれません。でも、わたしを品定めしながら、若さを誇ったように見えたのです。
「ふたりとも、はじめてよね? こちらが結花さん。で、こちらが美緒ちゃん。仲良くしてね、ふたりとも」
仲良くしてなんて、どうしてわざわざいうのかしら、と玲子さんにも腹をたてながら、実はわたしは美緒という子の若さにすこしばかり圧倒されていました。
ボーイッシュでモデルタイプの美少女なのですが、聴けばまだ二十二歳というではありませんか。あと、二つ三つ若ければ、わたしの娘といってもおかしくない年齢です。
それよりもなにも、わたしがレッスンにくることがわかっているのに、なぜ美緒さんという女性が、ここにいるのかがわかりません。はっきりいって邪魔でした。
もちろん、そんなことを訊ねるわけにもいかなくて、わたしはイライラしどうしで、ぜんぜん声もでず、レッスンは散々……。
そんなわたしを美緒さんは平然と眺め、帰る素振りさえ見せないので、途中でわたしからレッスンを放棄し、先に帰ってきてしまったのです。
帰り道でも色んな妄想が渦巻き、自己嫌悪でひどい気分でしたが、家に着いてもあの女に掻き乱された心はおさまりません。
悔しくて冷蔵庫にあった卵を全部シンクにたたきつけていると、投げ損じた一個が跳ねかえって、飛沫がわたしの頬を黄色くし、キレたわたしはついに娘にまであたってしまって、母親としても最低でした。
鬱々とした気分は七日たっても晴れなくて、わたしは無断でレッスンを休んでしまいました。
玲子さんと美緒さんの関係はわからずじまいでしたが、淫らな関係に決まっていますし、わたしから美緒さんに乗りかえるならそれでもいい……。玲子さんの勝手ですし、遅かれ早かれ、わたしみたいな年増は棄てられる運命だったんだと思いつめ、もう玲子さんのところに通うのはよそう、また明日から平凡な主婦の顔をして生きていこうとまで考えていたのです。
ところが、数日後、一通の封書が届くことになるのです。
封をあけると、それはパーティの招待状でした。場所は新宿。日時は十日後。もちろん玲子さんからのもので、印刷とは別に彼女の直筆で、お洒落してきてね、と添えられています。
わたしは招待状をそのまま破り棄てることができず、ドレッサーの引き出しにそっと仕舞いました。そして、行く行かないは決めないまま、参加するとすればなにを着ていこうか、と衣装やヘアメイクのことをあれこれ考え、ランジェリーは新調すべきかしら、と玲子さん好みの下着を想い起こすことに熱中していくのでした。

パーティ当日、二丁目ちかくでタクシーを降りたわたしは、すこし早めに着いたこともあって、ひとりでそぞろ歩きをしていました。
十数年ぶりに足を踏みいれた街並みはかなり変貌していましたが、それでも懐かしさがこみあげてきます。
夫と婚約までしたあと、男性とこのまま結婚してしまっていいのかと迷った時期があって、しばしば訪れたレズバーがその付近にあったのです。
バーで声をかけられ、親しくなった英子という女性とよく歩いた道を、ひとり辿っていると、深夜、ふたりで躰をよせあって踊っていたバーでの情景が、走馬灯のようによみがえります。
英子さんはいつも格好いいパンツスーツで、わたしは英子さんに択んでもらった、誰もがふりむくマイクロミニのワンピース。
密着したふたりは、古めのムードミュージックにあわせて躰をゆらせ、ときおり見つめあっては唇を重ねていました。
ゆらゆらとゆれているうちに、いつも彼女の腿がわたしの両腿のあいだにはいりこみ、はずかしいところを圧迫しだすのですが、たとえパンティが見えるまでワンピースがずりあがっても、彼女はやめてくれません。
「……はあん、ふううん、お尻、見えちゃうう……」
「ふふ、見られたいくせに……」
「そんなあ、英子以外には見せたくないのにい……う、くっうん……」
うしろから見れば、わたしが英子さんの太腿を跨いでいるとしか見えなかったかも……。ひくひくと腰を前後にくねらせて、あそこを彼女の腿にこすりつける夜中の牝猫。それが当時のわたしの姿でした。
若かったなあと素直に思います。そして、街並みのショーウインドーに映る自身の姿を眺めながら、ふと美緒さんの顔を思い浮かべ、あのころのわたしなら負けていなかったわ、と性懲りもなく思うのでした。

子持ち主婦はビアンの誘惑によろめいて(その2)へ続く

マダムの浮気癖

関連記事

最新記事

ページ上部へ戻る