子持ち主婦はビアンの誘惑によろめいて(その2)

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子持ち主婦はビアンの誘惑によろめいて(その1)

人造ペニスに貫かれ

ぶらぶらと彷徨い歩いた分、すこし遅れて会場に着くと、ビルの地下からは今風のサウンドが漏れ聴こえ、パーティはすでにはじまっていました。
玲子さんと会ったらどんな顔をしようかと考え、心臓が潰れそうな想いのまま鉄扉を押すと、広い店内は人、人、人と、まるでお祭りです。
騒がしさに目をまるくしていると、「結花さん? 結花さんよね?」とわたしの名を呼ぶ声がしました。
ふりむくと、ブロンドのボブヘアの華奢な女性がそこにいて、でもよくよく顔を覗くと、なんと美緒さんではありませんか。
「あ、やっぱり結花さんだ。ヘビーメイクだから人違いかもって思ったんだけど、結花さんでよかった」
「あ、こんばんは……。……おひさしぶり……」いきなりのことに次の句がでず、どぎまぎしていると、「玲子さんも来てるわ」と彼女はわたしの手首をとったのです。
お店の奥のロングソファ。その中央に玲子さんは座っていました。
目が合うと、彼女は笑ってくれ、わたしもなんとか笑みを返せました。でも、彼女のまわりには知らない人たちが取り巻いていて、なかなか近づけません。
やっとのことで隣りに座れたのは、次から次へとカクテルをすすめられてはすべてのみ干したあとのことで、視界がぐるぐるまわる様子が無闇に楽しくて、わけもなくへらへらしていたように記憶しています。でも、その後のことはすっかり……。

おぼろげな意識のなか、ともすれば閉じてしまいそうな瞼を必死に開き、あたりを見ようとしていました。
目のまえに玲子さんがいるのです。玲子さんは全裸で、でも、あそこからは夫のものよりも立派なものが生えていて……。
「……あ、あああ、ああ、あはあ……」
「……気持ちいい? 結花ちゃん」
「……あはあ、あ、んっく、んっはう」
「んふ、こんなぶっといの、咥えてるのにわかんないのね、まだ」
「美緒ちゃん、どう? 結花のクリット……」
「う〜ん、人並みだけど」
「ってことは、乳首くらいにはなる?」
「まあ、しようと思えば」
「じゃ、してみて。見てみたいわ」
「ん、んくっ、はうっ、うくう……」
夢と現実の世界をいきつもどりつ、ゆらゆらと彷徨っていました。でも、すこしずつ霧が晴れてくると……。
「くっくっくうう、んくうう……。……ん? ん? あっ……」
「あら、やっとお目覚めね」
夢は夢でなくて、俄かには信じがたい現実が繰りひろげられていました。わたしの腿と腿のあいだに玲子さんがいるのです。わたしにとってこのうえなく嬉しいことなのですが、まわりにも何人もの女性が蠢いているようで、それは、まさしくビアンのオージーパーティの光景でした。
幾人かは、玲子さんの腰から生えた人造ペニスに貫かれているわたしを、ねっとりした目で眺めていて、そのなかのひとりは美緒さんでした。彼女だけがクールな瞳をたたえ、真剣な指遣いで、わたしのクリトリスフードを剥きあげているのです。
夢のなかでちゅうちゅうと吸われていた両乳首には、産婦人科でしか見たことのない授乳用の搾乳スポイトが吸いついていて、母乳がでるはずもない乳首はパンパンに膨らんでいます。
目覚めるまえから感じていた、クリちゃんを引っ張られる異様な感覚は、驚いたことに、乳首のものよりもはるかに強い、搾乳器の仕業だったのです。しかも、電気で動いているのです。
告白すると、気持ちよすぎて、わたしは何度も果てかけていました。でも、逝けそうで逝けない状態がつづいてたのは、美緒さんが機械を巧みに操り、わたしが勝手に逝ってしまわないよう、調整していたのだと思います。
「そろそろ、一度、様子を見てもいいんじゃない?」
命じていたのは玲子さんでした。わたしはペニスを抜かれ、スポイトに美緒さんの手がのびます。
「……ひっ! ……ひゃうっ!」
スポンっ、という音とともにスポイトが外されると、膨らみきった乳首があらわれ、熟れすぎた巨峰としかいいようがありません。
皆から驚きの目で見られて、はずかしくてしかたありませんが、もうひとつの搾乳器が外されると、それどころではありませんでした。
「うわあ、すごい」「へえ、こんなになるものなの?」「でも、ちょっとグロテスクっていうのかしら」「こんなになっちゃって、元にもどらなかったらどうするの、これ……」
皆の声に不安になり、首をもたげて覗きこんでみると……。
「……ひっ! ひっ! ひゃひゃひゃ、ひゃう、やや、やめて、やめて、ああ、死んじゃううう、ひいいっ……」
驚いている暇さえなかったのです。玲子さんの掌がクリトリスを覆い、好奇の目から隠してもらえると思った直後でした。掌が猛烈な勢いで震えだしたのです。
肥大しきったクリトリスを揉みくちゃにされて、わたしは目を剥きました。喉からは奇声が飛びだし、怖ろしく耽美な刺激から遁れようと、腰が上下左右、闇雲に暴れまくります。
でも、玲子さんは魅入られたようにクリ責めに没入し、目はひき攣っています。端麗な美貌も、そのときのわたしには、まるで般若でした。
「やめてえっ! 死んじゃうっ!」と絶叫しても、周囲から手足を押さえつけられて、わたしはただ喚きつづけるしかなかったのです。
たぶん、数分以上は喚いていたのではないでしょうか。玲子さんの手が遠のいて、ようやく解放されたとき、まだ子宮の奥まで痙攣していましたが、ドを越した快楽のせいなのか、実は果てたのか、果ててないのか、自分でもわかりませんでした。
ただ、躰を起こしてあそこを覗くと、クリトリスだけは元の莢にちいさくおさまっていて、皆さんの心配は杞憂に、そして、わたしはグロテスクといわれた状態を見ないですんだのです。
窓のそとが白み、いつの間にか連れてこられていたホテルのスイートでの狂宴はそうして幕を閉じました。でも……。
皆とおなじように帰宅しようとしていると、玲子さんに腕を捕まれ、そのまま美緒さんのアパートに連れていかれることになったのです。
歌の先生のパーティといって出てきているものの、すでに朝でしたし、困ったのですが、玲子さんの目は真剣で、彼女に嫌われたくないわたしに、拒む余地はありません。
夫に連絡しようとすると、玲子さんに携帯を奪われ、「夕方にはお返ししますから、奥様のこと、もうすこしだけ、お借りしてよろしいかしら」と喋られたのですが、受話器の向こうから、「どうぞ、いくらでも」と呑気な声が聴こえても、夫に対して全然すまないと思っていない自分を発見し、そんな自分にすこし驚いた気がします。
美緒さんがバリで修行したバリスタイルの整体師ということは、タクシーのなかではじめて知ったのですが、女体の神秘も学んでらしく、わたしがうけさせられた施術は、当然、そちらでした。
声楽レッスンと同じく、週一回、通い、わたしはその度に心地よすぎる悦楽に涙し、タオルを噛み締めて、のたうたなければならなかったのです。
変化が躰にあらわれだしたのは、通いはじめて半年もたったころだったでしょうか。
「……んっふっ、んくくっ、ううんっくううっ、んむっ、んむっ……」
「もうちょっとよ、がんばってっ」
「んむむむっ、ぐっ、くうううっ……。……んあ、あ、ひゃ、ひゃわう!」
それは美緒さんの声援をうけ、仰け反りながらも、自分の指だけでクリトリスを肥大させた瞬間でした。
もはや、クリちゃん、などと呼べる代物ではありませんが、要領を得てからはしだいに早くできるようになり、今では指で撫でまわして逝くこともできます。
そんなわたしのことを玲子さんは自慢らしく、今ではビアンパーティなどが開催されるたびに、わたしをステディとして伴ってくれています。ですから、今のわたしはかなり幸せです。
ただ、玲子さんは将来、ドイツで仕事をしたいらしく、もし現実になれば、それはわたしは用済みになるときで、ずるいかもしれませんが、帰れる場所のことも考えて、今の家庭は壊さないよう、細心の注意を払っているのです。
それまでは、夫にばれない程度にクリちゃんを膨らませては、、玲子さんに手をたたいて悦んでもらう生活がつづくと思います。
もちろん、気持ちには波がありますから、時折ですが自分の性器にゾッとし、どうしてここまで、こんなことを? と思うこともなくはありません。でも、深くは考えないことにしているのです。
わたしはバカですから考えても答はでませんし、玲子さんに訊ねても、きっと、「わたしがそうしたいんじゃないわ。結花がそうさせているだけよ」といわれるに決まっていますし……。

マダムの浮気癖

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